木材は乾燥で強度が上がる?収縮率はどれくらい?乾燥の種類や知識について・木材の基礎知識7

目安時間:約 5分
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どうもカミヤ木工のカミヤです。

前回の木材の基礎知識6では木材の保管方法ついて紹介しました。

 

DIYで木材を使うのに1番気を付けたいのは反りですよね。

なるべく反らない木を購入したいのですができるだけ乾燥していると反りも少なくなります。

 

乾燥を見分けるのは無理ですが、乾燥の種類や方法など知っておくだけでも良いと思いますよ。

今回も動画を撮影しましたが、動画では強度について話してなかったので強度についても解説します。

 

そして今後はこういった良質の乾燥材を販売できるような企画を考えているので動画内でもお話しますね。

●木材は乾燥で強度が上がる?収縮率はどれくらい?

木材は乾燥したほうが強度が上がるって知っていました?

なんとなくの印象では乾燥する前の重量の重いほうが硬いようなイメージがあるかも知れませんが、実は乾燥して軽くなったほうが硬いんですよ。

 

乾燥する過程で木は収縮をします。

水分野なくなった部分が結合して凝縮されるという感じです。

 

一例ですが、4メーターの丸太から20×310ミリの板を製材し、乾燥させます。

一般的にこのぐらいの材だと2ヶ月ほどで含水率が30~40%ほどになります。

※季節や場所で大きく差が出ます

 

すると310ミリあった幅が305ミリ程度、厚みは0.5ミリ~1ミリ程度縮みます。

※材の目の積み方や丸太の大きさによっても変化します

 

それだけ木が凝縮されるというわけですね。

 

私は製材で丸太を挽いているのでよくわかりますが、山から切り出したばかりの木にノコを入れると、水分があるためとてもスムーズにノコが入っていきます。

 

挽き上がった材は引っ張られて良く曲がることもわかるほどです。

変わって一度製材して乾燥させた材を製材するとツリますが生ほどでは無く、ノコを入れたときも甲高い音がして、持った製材機のハンドルから硬さを感じ取ることができます。

 

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●乾燥の種類や方法

それではこちらの動画をご覧ください。

乾燥材を大きく分けると、乾燥していない状態、自然のチカラで乾燥させた状態、人工的に乾燥させた状態に分かれます。

■グリーン材

の材は主にグリーン材と呼ばれます。

山から木を出してそのままの状態か、山で根から切り離して葉をつけたまま半年ほど乾燥させた「葉枯らし材」も含みます。

 

天然乾燥の事で、自然の風や日光の力を借りて乾かすので、時間はかかりますが、最も木にストレスのない状態になります。

ですが、含水率が20%を下回るのは年数がかかるので難しい乾燥方法です。

 

■KD(キルンドライ)

キルンとは釜のことで火力を使って人工的に乾燥させる人工乾燥のことです。

高温で乾燥させれば乾くのも早いですが、繊維が死んだり油分が抜けたりするのでおまりおすすめはしません。

ですが低温や中音でじっくり乾かせば20%を下回ることができ、キレイに乾燥させることも可能です。

もちろんしっかり乾燥しているので狂いも少なく、軽くて強度のある材を作り出すことができるのですが、やはり手間も燃料もかかるので材料費は多少高くなります。

 

●そんな良い木材を購入したい人は?

実はカミヤ木工では、あるコネクションから、木材のプロフェッショナルの会社と共同の企画を考えています。

というのも、その会社は業者さん相手に木材や建材を提供しているのですが、私を通して一般の方にも販売できるかもしれないというのです。

 

ホームセンターの材料ってはっきり言うと、B品がほとんどです。

これは毎日木材をみている私が言うので間違いありません。

 

値段も高く、反ったり曲がったりというのは当たり前です。

 

「木だから曲がりや反りはしょうがない」と言ってしまえばそれまでなんですが、この取引先の社長さんは

「木だから曲がる!ではお客さんは納得しない。狂いの少ない天然木を作る努力をしてきた!」と言ったんです。

 

この言葉を聞いた時に私はちょっと鳥肌が立ちました。

 

そして私は

「この材料、ぜひ私の会員さんに販売する許可をください!」

と返事を返しました。

 

まだ販売までにはしばらくかかると思いますがそんな材料に興味のある方は私のメール講座に今すぐ登録してください!

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●最後に

木材といっても乾燥だけで随分変わるもんです。

せっかくDIYで家具を作るなら良い材料を使って愛着が湧くような作品を作りたいですよね。

私のメール講座に登録し1流の材料(販売予定)を使ってみませんか?

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コメントは6件です

  1. 吉川将宣 より:

    カミヤさんこんばんは。吉川です。
    初めてブログの方からコメントさせていただきます。

    乾燥材のお話、とても興味深く読ませていただきました。また、木材の販売のお話も素晴らしい試みだと思いました。

    私は今回が初DIYですが、木材の購入にあたりたくさんのショップを調べました。そのうち何件かは実際に店舗に足を運んでお話を伺ったりもしました。やはり個人で木材を買おうとするとある程度の値段になってしまいますが、どうせ同じ金額を出すのなら少しでも良い物を、と思ったからです。

    そして、お話を伺う中で共通していたのは

    「木は切ったあとも生きているので、当然反ったり曲がったりするもの。そういうものだと理解した上で買っていただきたい。」

    というようなものでした。

    私も木が反ったり曲がったりはある程度しょうがないと思っていたので特になんとも思わなかったですし、仮に届いた木材が反っていてもそれに対して文句を言うつもりもありませんでした。あまりにひどいのは別ですが。

    ですが、記事内で紹介されている社長さんの言葉を読んで、こういう人のことを本当のプロフェッショナルと言うんだな、と感じました。

    こうなるのが当然、しょうがない事、で済ますのではなく、少しでも良いものを提供するために努力する。素晴らしいです。私も見習わねば、と思います。

    そんな方が提供してくださる木材を使える機会があるのであれば、ぜひとも使ってみたいものです。

    今回の企画が実現することを陰ながら応援しております。

    長文失礼いたしました。

    • kamiya より:

      吉川さんとても良いコメントありがとうございます。
      私も社長の熱意に答えたいと思い、なんとか販売までこぎつけたいと思います。

      そこまで努力した製品は手間暇かかっているので安いわけではありませんが、どうせ作るなら良い材のほうが愛着も湧くし、大事に作ると思います。
      まだまだ調整や販売サイトなどの作成に時間がかかりますが、お待ちくださいね。

  2. 倉田 淳 より:

    いつも楽しみに拝見させていただきありがとうございます。倉田淳です
    今回の動画で、疑問に思っていたことが解消されました。
    ホームセンターに行くと、KDとかGRとか書いてあって、今更聴けないなと
    思っていたところだったので、大変参考になりました。
    これからもよろしくお願いします。

    • kamiya より:

      倉田さんコメントありがとうございます。
      ちょっとしたことですが、知ると知らないのでは大きな違いですよね。
      参考になって良かったです。

  3. 井上 信幸 より:

    カミヤさん今晩は。
    いつもありがとうございます。
    今回は、材質のいい材料を販売予定とのことで大変ありがとうございます。

    まず私はテーブルソーを作ってから、かみさんに台所の整理棚を作ってあげたいので、皆さんのように直ぐには作成できませんがその時には相談にのってください。宜しくお願いします。

    • kamiya より:

      まだすぐに販売できるわけではありませんが、販売できるようになったらメールでお知らせしますね。

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「木こり・製材・家具職人」木材を1から知り尽くしたカミヤが20年以上培ったDIY木工スキルのすべてを大公開!

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