パソコンデスクをDIYで作るならやっぱ木製ですよね。
パソコンのスペックが怪しくなってきたのでパソコンを購入したのですが、2台になるので作業しやすいようにハイタイプの物の設計図を書いて作ってみます。
どうもカミヤ木工のカミヤです。
パソコンは毎日使うものなので、パソコンデスクも肌触り重視でDIYで作った杉で作った無垢板のもの使ってきました。
ただ時間がなくて前のリフォームした家に使っていた幅の狭い物を使っていたので、新たにヒノキで幅1830ミリのパソコンデスク作ろうと思います。
私が作るときの大体の流れを動画(記事)にしたのでパソコンデスクを作りたい人は参考にしてみてくださいね。
もくじ
はじめに私の現在のPC状況と作りたいパソコンデスクの案を図面に起こすところから紹介します。
まずは動画①をご覧ください
以前のパソコンデスクはこんな感じです。
昔使っていたものを無理やり高さを合わせ2台くっつけて使っていまいた。
配線も後付け、後付けでグチャグチャです。
右側は1枚板なのでもう一度削れば新品同様で使えます。
このへんも一枚板のメリットですね。
パソコンデスクを作るに当たって私が重視したいコンセプトは
・木製(ヒノキ)
・パソコンを2台置いて2人座れる
・脚はなるべくシンプルに
・棚も別で作りルーターやHDDを置きたい
・引き出しは必要ない
まず木製ということですが杉も良いですが、やはり強度・香り・肌触りを重視しヒノキでいきたいと思います。
パソコンを増やすというか新しいパソコンはOSが違うし、ソフトの相性もあるので徐々に以降するので2台置けるようにする。
いずれ子供にも使わせたいので2人座れるように脚をスッキリさせます。
できればルーターや外付けHDDを壁に取り付ける。
椅子の上であぐらを組んだり、猫が毎日ヒザの上に来るので取り付けない。
以上の事を注意して作ります。
私は元々設計図は簡単にメモ程度に書いて家具を作っていたのですが、会員さんから「パソコンで図面を書くソフトでおすすめありますか?」という質問を良くいただきます。
動画で使ったイラストソフトはイメージしやすい用に使っただけなので、お使いのソフトや手書きで十分だと思います。
最後に早回しで使ったソフトは「JW-CAD」という無料のソフトですが、使い方の動画などをは下のリンクをクリックしてくださいね。
図面をパソコンで書きたい方はこちら
▼▼▼
図面の書き方の基礎・基本(JW-CAD)家具作りにはDIYカミヤの【図面の書き方マニュアル】!
今回は幅1830・奥行き700の天板を接ぎ合わせて作ろうと思います。
高さは現在使っているパソコンデスクと一緒ぐらいにしたかったので730mmにしますが、それほどこだわりはありません。
天板の材料は4mの階段板に使われる材料で45×240サイズが既成品であります。
その4mのB品材を2枚購入し、使えそうな部分を3枚切り出し厚みを削って30mmに仕上げました。
こういうときは割れを抜くために木表側をより多く削ります。
他にもワレや虫食い、大節など欠点はありますが、パソコンデスクとしての強度が足りないということはありません。
もちろん精密に比べれば違いはあるかもしれませんが、パソコンを乗せるぐらいの強度は十分にあるということです。
私は材木屋に努めているので安く購入しましたが一般的に買おうとするとB品っていつでもあるわけではないので値段ははっきり言えませんが、原板3枚(天板1枚分)12,000円ほどするとは思います。
A品を削った状態で購入すると倍くらいの値段になりますかね。
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まずは動画②をご覧ください
脚は右と左と違う形にします。
右脚はPCデスクの右足は入り口から見えるためちょっとデザインをに注意します。
少し開いた空間を持たせたかったので上下に厚い桟木を使い強度をあげます。
上桟・下桟は垂れないように50×75ミリの材を使用します。
利点は作りが簡単なのと、強度が出しやすい事。
真ん中の板は広い板が高価なので、裏側の腐った40×140程度の材を2枚接ぎ合わせました。
接ぎ合わせ加工はマキタのジョイントカッターで、#20のビスケットを使います。
クランプで接ぎ合わせをし、はみ出たボンドは拭き取ります。
裏の剥離した部分の腐りはボンドを注入し一緒に乾かします。
ひと晩乾燥させたら接ぎ合わせた材をカットします。
上桟・下桟は化粧面をR加工し、トリマー、サンダー等で仕上げます。
組み立てる前に裏に打つ板(振れ止め材)をはめ込む溝を作っておきます。
馬の作り方と同じです。
手順は丸ノコで大まかに落としておいてノミで仕上げます。
材料を仮組みし、クランプで固定しておきます。
上下はビス止めをします。
後で高さ調整などもできるのでここはボンドを使わないほうが良いです。
PCデスクの左足はパソコンが中に収まるように2本の脚にしました。
ほぞ組にする事で強度をあげます。
PCデスクはほとんど動かさないので50ミリの太さでもOKです。
これがダイニングテーブルだと、最低でも60ミリはほしいですね。
手順はまずカットし
ほぞ穴の位置を決め、罫引きや差金等で墨をつけます。
ほぞ穴は手で掘っても出来ますが、時間もかかるし精度も低くなるので角のみを使います。
ほぞ加工はテーブルソーで治具を使い施工します。
高さを合わせるのにゲージがあると便利です。
ほぞは若干大きめに作っておいて、後でノミで削ったり、木殺しで調整しはめ込みます。
クランプで徐々に均等に締め込み乾いたら左脚の完成です。
脚材は余った在庫なども一部使っていますが、左右合わせて購入しても1万円ぐらいでしょうかね。
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動画③をご覧ください
今回は後ろと横に配線用の穴を開けるのでジグソーとトリマーで先に穴を開けておきます。
いつものようにジョイントカッターを使って板を接ぎ合わせます。
クランプで締め付けひと晩乾燥させます。
乾燥させたら長さをカットし、角や面を取ります。
目違いをベルトサンダーで仕上げ、オービタルで仕上げます。
天板の裏に鬼目ナットを入れボルトで仮組みします。
振れ止めもカンナで微調整しはめ込みます。
仮組みが済んで問題がなければ一度外し塗装や塗油を行います。
今回はブライワックスのクリアをかけました。
簡単でムラになりにくいですが、水には少し弱いですね。
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まずはパソコンデスクを設置する前に壁に棚を取り付けたいので古いパソコンデスクは撤去します。
配線と格闘中。
使うのはヒノキの25×240の材です。
棚受け金具を使い固定します。
棚受け金具はAmazonで購入しましたがホントに安くてびっくりです。
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強度がほしいときは筋交い入のものが良いですね。
棚受け金具の取り付けは以前も動画でアップしましたが、私のパソコンルームの壁はヒノキの羽目板を全面に使っているので、ビスを打つときに下地を探す必要がありません。
なので取り付けたい場所にどこでも打てるのでとても簡単です。
クロスの場合は下地を探しましょう。
はじめは棚にHDDやルーターを持ってこようと思ったのですが、ホコリを被りやすいのと配線が壁に見えてしまうので結局辞めました。
こういった大きなテーブルはそのまま運べないので現場で設置します。
ところが、若干の設計ミスで下の巾木に脚が当たることが判明。
外すのにかなり手間がかかりそうなので、今回は手ノコでカットしました。
後はPCを設置しながら配線をまとめたり、HDDやルーターを置く棚を作っていきます。
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まずは動画④をご覧ください
はじめはルーターやHDDを上の棚に置こうと思ったのですが配線の手間や取り扱いの安全面、掃除の関係でパソコンデスクの下に設置することにしました。
右側にHDDを置く棚、左が側にルーターやモデムを置くことにします。
振れ止め(幕板)があるので棚や箱を作りそこに取り付けるようにします。
材料はヒノキで厚みは10ミリ程度の余った材です。
配線が通る穴をドリルと丸ノコで開け、サンダーで面をキレイにしておきます。
側面は掛けを脚に打ち込み乗せる感じにします。
手前にストッパーを取り付けます。固定は下からビス止め。
先に電源タップを固定しておきます。
棚の固定には脚に掛けを打ち棚を乗せておき、クランプで固定し、下から振れ止め(幕板)にビス止めをしていきます。
配線を通しHDDを設置します。
配置が決まったらスパイラルチューブで配線を結束していきます。
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今度は左側に配置するルーターやモデムを置く棚を作ります。
こちらも材料はヒノキ。
底板は10ミリ、背板は15ミリ程度の厚みです。
今度は釣った状態なので強度をあげるためボンドで固定し、箱状にして強度をアップします。
天板を取り付ける事によって更に配線などを乗せることができそうなので付けてみました。
固定は振れ止め(幕板)にビスを4点打ち込みます。
LANケーブルを隠すのにモールを使いました。
カットは手ノコです。
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両面テープで貼り付けるだけなので簡単です。
とにかく大小様々な配線が多いので、車止め用の配線を固定するものなど、所々に設置しました。
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動画には出ませんでしたが他にもこんな物も使いました。
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パソコンが2台とHDDが5台、モニターが3台あるのでとにかく配線が多いです。
これらが全て宙に浮いているので掃除は楽になりました。
新しいパソコンも脚の間にピッタリ収まりました。
後から2台のPCを1台のマウス・キーボードで操作できるようなキットも取り付けたので、少しごちゃごちゃしちゃいました。
上にも棚を作ったのでいままで机の上に置いていた書類などが無くなったのでスッキリしました。
4回に渡ってパソコンデスクの作る過程をダイジェストでありますが、ご紹介しました。
もしあなたが「パソコン廻りがごちゃごちゃしてるな~」と感じたら挑戦してみてくださいね。
私も長い間「片付けたかったな~」と思っていたことが時間を作ってようやく解決することができました。
なお細かい内容については私の【プロ並みのローテブルが作れるマニュアル】に早送りしていない動画に解説を付けた動画を特典として配布しようと思っています。
【プロ並みのローテブルが作れるマニュアル】ではローテブルのみならず、ハイテーブルも作れる金具(1500円程度)と作り方の動画もあります。
今後もコンテンツを増やしていくので値段も上がるかもしれません。
気になる方は早めの検討をおすすめします。
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