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●【UG】和風座卓の作り方 はぎ合わせや鬼目ナットや強度のある脚の作り方などコツを解説
まずは動画をご覧ください。●【UG】【UG】和風座卓の作り方の動画について
この動画は2016年4月に公開した動画を再編集して見やすくし【UG】アップグレード動画として再配信します。
再配信とはいえただの再放送ではなくわかりにくいところをナレーションを追加したり文章やテロップでわかりやすくしています。
そしてこの動画は勉強になる部分が多いので今後も加工部分を新たに撮り直して配信しようと思います。
●作り方の手順
今回の座卓は知り合いから頼まれたオーダーの座卓になります。
桜の木が2枚あったので天板にしてほしいとの依頼です。
脚材はないのでケヤキで1から作りました。
完成品はこちらですが片側は耳の加工を意図的に作っています。
■図面
図面と言っても高さやサイズが分かれば良いので超適当です。
まずは天板のサイズですが長さは1.5mで2枚はぎ合わせて約780mm程度に仕上げます。
厚みは50~55mm程度になります。
全高は355mmに仕上げるので逆算して脚の高さを割り出すと脚の高さは300mmで中の板は191mmになります。
■天板の解説
こちらが加工前の現板の桜になります。
天板は1枚は耳付きで、1枚はストレートになります。
はぎ合わせたいので耳付き板の片方はギリギリで落として耳を外します。
反対側は耳を残しておきます。
プレーナーで仕上げた状態がこちらです。
■脚の解説
脚は桜の材がなかったのでケヤキにしました。
動画にはありませんが自動カンナと手押しカンナで削ります。
上桟・下桟・中板の3種になります。
■脚の加工
完成した脚をしたから覗いた状態ですが強度を上げるため膨らんだ部分にボルトで固定するのでこの形になっています。
R加工しますがこの加工は卓上のベルトサンダーで仕上げたいのでベルトサンダーのRの型をベニヤで取っておきます。
元は広い板を画像のように型を当て落とします。
Rの部分までの直線は丸ノコで落としています。
隅の部分は缶などで墨をつけジグソーで落とします。
あとはベルトサンダーでRキレイに落とします。
トリマーで面を取って仕上げるとこんな感じです。
中の板は191mmに切って仕上げておきます。
組み立ては中心が来るように板を下に敷いてハタガネで挟むと固定しやすいです。
ビスで固定しておきますが千鳥打ちをすると強度が上がります。
■板のはぎ合わせ
はぎ合わせは雇い実を使いますがその前に天板を使う長さより片側10cmほど長く切っておきます。
実際に使う長さもわかるように線を引いておきます。
雇い実のメリットは加工が簡単で誰でもできるところにあります。
雇い実とは別の材でサネを作るんですが今回はベニヤをサネにします。
はぎあわせる天板の側面にトリマー用の横溝ビットを使って溝を掘る加工をします。
刃の厚みは4mmでベニヤも4mmを使います。
このときトリマーの径によってベニヤの幅も変わるので注意してください。
この動画で使ったトリマーは深さが12mmなので合わせて最大24mmです。
なので余裕を見て22mmの幅にしています。
板の厚みによって溝加工の場所は厚みの中心ではなくなりますが問題ありません。
加工も1列で大丈夫です。
加工する場所は最後に木口を切ったときに加工あとが見えないように注意しましょう。
雇い実にした4ミリのベニヤを入れボンドを付けて合わせます。
ボンドは多めに付けてパイプクランプ等で締めます。
パイプクランプ等で締めるときは当て木などを使いましょう。
ボンドがはみ出るぐらい付けてあとで濡れ雑巾で拭いてください。
■耳を加工する
はぎ合わせが乾いたらクランプを外し耳の加工をしていきます。
ディスクグラインダーにグラインダー用のペーパーサンダーを付け加工します。
#100~#180程度で少しずつ削っていき好きな形に仕上げます。
形ができたらオービタルサンダーで仕上げます。
加工の粗さに応じて傷を取りながら最後は#240~#400ぐらいで仕上げます。
元々ついていた耳はそのままサンダーで仕上げます。
■目違いをなくす
はぎ合わせた場所を見るとわずかに段差ができます。
これはどうしてもできてしまいます。
この目違いを落とすにはベルトサンダーが有効です。
#120程度で段差をなくし#240で仕上げます。
ただしベルトサンダーは線の傷が付きやすいので水を含んだ雑巾で拭きます。
傷が膨らむので水分が乾いたらオービタルサンダーで仕上げます。
最後に木口を切ってトリマーで面を取ります。
オービタルサンダーで仕上げましょう。
天板は完成です。
■脚を取り付ける
天板を裏返して脚を仮置きします。
このとき底板の下桟は外しておきます。
家具ボルトで固定するのでまずは脚の上桟に頭の大きさ18mmの径をザグリます。
その中心に10mmの穴を開けます。
これは家具ボルトの径が6mmなので遊びを作るためです。
脚を定位置に置き10mmのドリルを入れて中心を転写します。
その穴に鬼目ナットを入れ込みたいので下穴を開けます。
下穴は気持ち小さめにしておき斜めにならないように注意して六角ボルトで回し入れます。
鬼目ナットがツライチに入ったら脚を家具ボルトで固定します。
最後に脚の下桟(底)を乗せ固定します。
このときも直線ではなくジグザグに千鳥打ちすると強度が増します。
今後修正できるようにボンドは使わないようにします。
■くるみ油を塗る
脚がついたらそのままくるみ油を塗ります。
天板の裏面は塗らなくても大丈夫です。
天板をひっくり返したら
天板にもくるみ油を塗り完成です。
桜とケヤキは全く違いますがくるみ油を塗ると色も似た感じになり違和感はなくなります。
和室においてみるとなかなかの重厚感ですね。
人工的に作った耳の感じもいい感じです。
●オーダーで稼ぐコツ
木工ではオーダーで仕事が取れると利益率も高くなります。
動画内で詳しく言っているので最後の方も見てくださいね。
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