どうもカミヤ木工のカミヤです。
木材の基礎知識2ということで今回は「根と裏」「背中と腹」について解説したいと思います。
木が立っているときに「根っこ」がどっちかは明らかにわかりますよね。
木材に加工しても「根と裏」は存在しますので見分け方なども紹介します。
もう一つ「背中と腹」があるので癖のない木材の選び方なども動画とブログで紹介しますね。
前回の記事と動画を見ていない方は見てください
まずは動画を御覧ください
立っている木に「根っこ」と「裏(葉っぱの方)」が存在するように木材に加工した後も「根、裏」があるので注意してください。
DIYで棚などを作ったときも木材を縦方向に使うときは「根」を下方向に、「裏」を上方向に向くように使ってくださいね。
ちょっと知っている人が見ると「根、裏が逆だぞ!」とツッコミが入るかもしれませんよ。
ですが、意外と本職でもこのことをわかっていない人がいるんです。
以前も完成した新築を見学にいったときに、一枚板を使った立派な建具(帯戸板)があったのです。
材料は1流なのに、なんと板が「根、裏」が反対に使っていたんです。
確かにわかりづらい木目ではあったのですが、私にはすぐに反対だとわかってしまいました。
もちろんお施主さんには言えませんでしたが・・・
他にもテレビや雑誌などで、板張りの部屋が紹介されているような場面でも、腰板が反対向きに貼られているというようなことも多いので、気をつけましょう。
簡単に見分ける方法は木目がタケノコ状になっていればタケノコの下側が「根」になります。
もう一つの見分け方は節の向きです。
節は基本的には下から上に生えています。
なので板にある節をよく見ると上に向かってるのでわかると思います。
節を見てもまん丸でどうしても分からないときは「木表の節」と「木裏の節」の中心に指をおき、真横から見ると上に向かっている方が「裏」になります。
どう見ても分からないときは「根に見えるほうが根」でOKですよ。
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木には「背中」と「腹」も存在します。
山で育った木は斜面に生えているため、斜めに向かって伸びてから上へ向かって育っていきます。
背中と腹の育ったスピードが違うため、無理やり引っ張られて育ちます。
すると背中側に癖が集まり、板状にした時に「木裏側に反る」ようなものが出てきます。
これを「アテ」といったりしますが、「アテのある材料は当てにならない」と使い物にならないという表現をします。
「アテ」は桧に良く見られます。
腹の方には「アテ」はあまりないので、使用にあたりそこまで気を使わなくても大丈夫ですが、なるべくまっすぐの木材を使用したいですね。
材料を使うときは、「根、裏」にも注意しましょう。
材料を選ぶときも「背中」材を選ばないようにしましょう。
これを知っているだけでも素人っぽくない作品を作る手助けになりますよ。
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