私はメール講座を開いているのですが、毎日メールでのご質問がたくさん来ます。
その中でも「ビス(コーススレッド)」は何がいいですか?
とか下穴はどれくらいですか?
全ねじと半ねじの違いはなんですか?
といったご質問をいただくのでまとめて回答したいと思います。
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もくじ
まずは動画をご覧ください
ではDIYで一般的に使うビス(コーススレッド)って何がいいんでしょう。
基本的にはホームセンターに売っている一箱500円ぐらいの一番お手頃価格のものでOKです。
ビス売り場に行って一番たくさん置いてあるやつです。
長さは28~120ミリぐらいまでありますが、メーカーやホームセンターによっても違います。
使うビスの長さですが、普段使う板を目安にしてください。
例えば25ミリの板を打つ場合、25ミリの約2.5倍~3倍の長さが目安になります。
小さいビスは「スリムねじ」といって、ひとまわり細いビスがあります。
スリムねじは薄板を打つときに使います。
テレビ台の裏板や、引き出しの底板などに使うといいです。
板厚は15ミリ程度より薄いときが良いです。
ビスのサイズは
例:4.2×75mmと書かれていますが、太さは4.2mmとなります。
ではその「太さ」とはどこで測るのでしょう?
それはビスのネジ山の頂点、一番太いところを図ります。
4.2ミリはわかりましたが、では下穴の径はどれくらいが適正なのでしょう。
これは私が色々作ってきたおおよその目安ですが、ビスの太さから1ミリ程度小さい径にしています。
ですがこれは「おおよそ」でいいので、太さの違うビスそれぞれで交換する必要もありません。
私は大体3.0~3.5ミリの下穴ドリルを使っています。
よく使うビスは大体3.8~4.8なので、どちらかを持っていればほぼ対応できます。
スリムねじなどのときは2.5ミリぐらいの下穴を開けます。
逆に120ミリの大きなビスを打つときは4ミリの長いドリルで下穴を開けます。
あまり神経質にならなくても良いことが分かりますね。
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木用ねじコーススレッドには「全ねじ」「半ねじ」と書かれたものがあります。
メーカーにもよって違うと思いますが、大体65ミリ以上が「半ねじ」。
65ミリ未満が「全ねじ」になっている事が多いです。
その違いはと言うと、半ねじには1/3ぐらいネジ山がない場所があります。
例えば75ミリなら25ミリぐらいネジ山が切ってありません。
そこに25ミリ以下の板を打てば、板にはネジ山がかかっていないので、締めたときに隙間なく打つことができます。
逆に全ねじはすべてにねじ山が切ってあるので、もしスキマが空いたときにいくら締めてもそのスキマを埋めることができないんです。
「結構面倒だな」
と思いませんでした?
では全ねじでスキマが開かない方法とスキマが空いた時の対処法と紹介します。
スキマが開かないようにするには簡単です。
しっかり抑えてビスを打つことです。
はじめからスキマがなければ、開くこともありません。
ですが、打つ場所や体制によってはどうしても力が入らず、スキマが空いてしまうときもでてきます。
そんなときは
抑えきれずスキマが空いたときは一度ゆっくりビスを抜き、スキマをなくしてからもう一度打ち込みます。
一度ビスによって穴が開いているので初めよりも抵抗なくビスを打ち込むことができます。
参考にしてみてください。
ではコースレッドの強度ってどうなんでしょう。
短いのはいいんですが、75ミリぐらい長いと、インパクトで打つときにかなりのショックがあります。
一度抜いて見ると分かるんですが、ビス自体がとても熱くなります。
これが打つ距離が長いとビスにかなりのダメージを受けねじ切れる事があります。
なのでこういった安価なビスの長いものの再利用はやめたほうがいいですね。
そうなると強いビスが欲しくなりますね。
そんなときは「ステンレス」のビスを使いましょう。
ステンレスは強度が高く、硬い木にも有効です。
そのほかにも屋外に使うものを作るときは「ステンレス」がおすすめです。
雨などにも強いのでウッドデッキやパーゴラにも使えます。
ただ少し値段が高いのでそれだけは注意が必要です。
いかがでしたでしょうか?
ビスに何を買ったら良いのか?というお悩みは解決できたでしょうか?
今まで何気なく選んでいたら、参考にしてみてくださいね。
私のメール講座ではこういった内容を配信しています。
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