どうもカミヤ木工のカミヤです。
私は初心者さんにDIYの面白さを教えるべく【DIYメール講座】を開いているのですが、毎日多くのご質問を頂きます。
今日は会員さんからのご質問で「35ミリの角材を30ミリにテーブルソーで落としたいのですが、木表と木裏どちら側を落としたほうが良い?ですか?」
という質問と「松の黒いシミはなんですか?」というご質問と「天板は12ミリでは薄いですか?」という質問をいただきました。
もくじ
まずは動画をご覧ください
※質問は「キャスター」でしたが動画では解りやすいように「テーブル」として表現していますのでご了承ください。
カミヤさんこんばんはYです。
いつも有意義な動画を楽しく見させていただいています。
ありがとうございます。
今回高さ800 横600 奥行400くらいの キャスター付きの3段のキッチンワゴン(真ん中の棚板は高さ可動式)を作ろうと思っています。
ホームセンターで35ミリ角の松の材を購入しました。
4本の縦柱に35ミリ角では少し太いようでしたのでテーブルソーで30×30くらいに細くしようと思います。
①さてここで添付図のように細くする際の取り方に4通りがあると思います。
「木裏側を捨てるべき」とか「木表側を捨てるべきとかセオリー」があれば教えてください。
②また 別添付写真のように 少し青黒い部分(ボールペンの先)があるのですが、これは腐っているわけではないですか?
③ 天板を含めた3枚の棚板に何を使うか迷っています。ホームセンターで見かけたパイン集成材12ミリまたは18ミリを考えていますが、18ミリでは少し重くなりそうですし12ミリではたわむ?のでは?とも思います。
ベニヤでは質感がよくないしMDF材ではビス留め弱くなりそうだし・・・・アドバイスよろしくお願いいたします。
ここまで詳しく写真まで添付されていると答える方もイメージしやすく答えやすいですね。
参考記事
テーブルソー・トリマーテーブルの作り方動画!カミヤ木工のテーブルソー自作マニュアル
まずは落とす方向の前に「木表」と「木裏」について説明しておきますね。
木表とは丸太で見たときの木の外側になります。
逆に木裏は木の中心部分ということですね。
裏にいけばいくほど赤味が多くなり、赤味は水に強かったり、油が多く艶が出るというメリットがあります。
しかし節が大きくなったり、するデメリットもあるので一概には言えません。
基本的には「木表」を化粧面に向け、「木裏」はなるべく見えない方に使うのが一般適ですが、どちらも化粧を出すような木裏が見える場合もあるので「できれば木表を化粧面」ぐらいの考えで良いと思います。
木表、木裏と板目、柾目の見分け方使い方は?反りの方向に注意!木材の基礎知識1
ではご質問の内容のどちらを落とせば良いのか?という質問をお答えする前に、「黒いシミ」について説明します。
このシミは「あお」などと呼ばれる丸太の状態で雨ざらしで保管などすると入る「カビ」のような物ですね。
これは丸太を切り出してすぐに製材し乾かせば回避できますが、湿気の多い時期だと入りやすいです。
松は白太が弱く、「あお」が入りやすいですが、一種の柄だと思えばそれほど気にしなくても良いです。
でもできることなら無い方が良いですよね?
「あお」が入るのは白太の部分だけなので、今回の写真の件で言えば落とす方は木表の白太側を落とし少しでも赤味に近づけるのが理想です。
節や欠点がなければ基本は木表を落としたほうが良いということですね。
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節がなければ木表を落とせば良いですが、難しいのは節があるときです。
木表では小さな節でも、木裏を見ると大きな死に節になっている事があります。
その時は木裏を落としたほうがより節が小さくなります。
逆に木表が大きな死に節で木裏が生き節になっている場合があります。
このときは木表を落としたほうがより生き節になります。
節は大きくなりますが生き節のほうが見栄えが良いですね。
もちろん数ミリ落としただけではあまり変わらないかと思いますが、
材木業ではこのちょっとした差で節が出るか?出ないか?で値段が大きく変わってきます。
節がどのように出ているか?考えてみるのも面白いですね。
今回の質問は「キャスター」としての質問でしたが動画ではわかりやすいように「テーブル」として説明したのでご了承ください。
12ミリでは一般的には薄いですが、乗せるものやデザイン、予算によっても変わってきます。
まずは何を乗せるか?で考えると良いと思います。
それと質問では幅600ミリ、奥行き400ミリなので脚だけではたわむので横架材や火打が必要になると思います。
脚だけであれば板厚はできれば20ミリぐらい欲しいところですね。
可動式になると4点で効いたりするので20ミリはぐらいの板か、12ミリの裏側に補強を入れ厚くしないと弱いです。
あとはどんな作りにするか?にもよって変わってきます。
脚に切り込みを入れピタッと入ればちょうども増しますので色々考えてみてくださいね。
今回は良い質問が出たので共有させていただきました。
作ることばかりに目がいくと木表・木裏や節の具合など考えないので、どうやると見栄えが良いのか?考えてみるのも面白いですね。
せっかく作ったのに全部死に節と木裏が見えていた!なんてことにならないように、頭の片隅に入れておくと良いですね。
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