私は【DIYメール講座】という講座を開いているのですが、基本的には作り方などを教えています。
ですが、稀に「作った家具を販売したい」という方からの質問もいただきます。
今回はそんな会員さんから「オーダーで作った家具を販売するとき値段設定を教えてください」と言ったご質問をいただきましたのでQ&Aとしてお答えします。
もくじ
まずは動画をご覧ください。
私が配信している【DIYメール講座】ですが、基本的には家具の作り方や電動工具についてなど、DIY初心者さんが困っているような内容を解決するための講座になっています。
でも私の考えとしても「最終的には作った家具を販売してほしい」という願いがあります。
ただの趣味ではなく少しでも収益を出して欲しいということですね。
だってただの趣味に終わらせてしまうよりも、少しでも儲けを出し生活が楽になれば趣味としてもかなり楽しくなると思いませんか?
稼いだお金で設備投資し新しい電動工具を買って仕事を効率化することも重要だと思います。
メール講座ではこういった内容も配信しているので、実際に作った家具や作品を販売している会員さんも結構います。
今回はそんな会員さんから
「オーダーで作った家具を販売値段設定がわかりません。カミヤ先生はどうやって値段設定をしていますか?」
と言ったご質問をいただきました。
こういった質問はちょいちょいいだきますので私の考えをお話しますね。
値段といってもスキルも人それぞれだし、作るものや持っている工具などで変わってきます。
なのでまずはじめは時給換算するのが手っ取り早いかなと思います。
といってもあくまで最初の基準ですのでスタート地点の話になります。
考えとしてはもしあなたが会社員として働いていた場合、残業したときの時給が限界値ということになります。
パートやバイトならその時の時給ですね。
人それぞれ違うので基準となるならこの辺でしょう。
例を出すと会社員として時給2000円もらっていたとします。
でも長年働いた会社の時給と、趣味で始めたばかりの木工の時給が同じだとちょっとおかしいですよね。
もちろん作業に慣れてきて世に出ている市販の家具ぐらいのクオリティがあれば問題ありませんが、そこまでの人はこの記事も動画も読んでいないと思います。
とするとはじめは会社員の半分の1000円とか1500円とか、「コンビニのバイトに行くよりいいか」的な感じで考えれば良いかなと思います。
そこら辺は自分のスキルなどと相談ですね。
計算が楽なので仮に1000円とすると1つの棚を3時間で作った値段って3000円となりますね。
まずはこんな感じでベースを作っていけばいいかなと思います。
ちなみに私が初めて販売した家具はヤフオクに出品したのですが落札価格は1200円でした。
とてもじゃないですが大赤字です。
まあこれは1円スタートしたからなんですが、でも「売れた」という事実と「お金に変わった」ということがホントに嬉しかったことを覚えています。
なのでまずは安くても良いから売ってみることも大事かもしれませんね。
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例ですがまず上記で時給1000円に設定し、3時間で棚を作って3000円(材料代は考慮していません)で販売することになりましたね。
では慣れてスキルが上がったり、電動工具を使うことで作る時間が早くなってきて仮に同じ棚が1時間で作れたとします。
そうすると値段が1000円になってしまうというおかしな状況になってしまいます。
これはスキルアップする過程では必ず出てきます。
なのでこの棚が3000円でしっかりと売れているなら、値段はそのままでOKです。
あなたのスキルが上がって時給が上がったと判断すればよいのです。
家具を作るときに必ず出てくるのが材料代ですね。
仕入れの場所には色々ありますが、私なら材木屋で粗木を買ってきて削って仕上げるでしょう。
まあこういった話は今回は置いておきますね。
材料代は仕入れ材から3割ほどを乗せて販売するのが相場とされていますが、流通価格などもあるので安く買うことができればそれだけ上乗せできます。
この辺も経験や市場価格の調査などスキルで変わってきますが一つの目安にしてください。
安く仕入れたから安く売ってしまうのでは意味がありません。
目利きも大切なスキルです。
意外と見落としがちなんですが、「売る」ということに大きな価値があります。
これは会社でもバイトでもそうなんですが作業員として働いていると、時給が基本になってきます。
例えばあなたの会社である商品(花でも車でも、なんでも良いです)を売っていたとします。
「作る」人には時給として対価が支払われますが、「売る」人、営業マンにも給料が支払われています。
当然ですよね。
これをあなたのビジネスに置き換えると、仮にあなたが作って、もうひとり営業マンがいればその営業マンにも対価を支払いますよね。
でも、実際にはあなたが作ってあなたが売っています。
知り合いに販売するのか、ネットで売るのか、オークションで売るのか方法は色々ですが、あなたが販売したのであればその価値はあなたは受け取ることができます。
なのである程度販売してみると時給換算だけで考えるのもおかしくなってきますよね。
もう一つは「あなたから買う理由」を見つけましょう。
営業って難しそうで「営業トーク」が必要と思いませんか?
でも1流の営業マンってあまり多くのことを話さないんですよ。
っていうか売れない営業マンほどよく喋る(笑
大事なのはお客様に「この人から買いたい」と感じさせることが重要です。
それは信頼関係に近いですが、あなたに共感したりあなたのバックボーンに隠されたりしてます。
この辺はマーケティング手法になってきますので、いずれ知りたい人にだけ公開しますね。
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「安く作ってあげたい」と思うことは人間誰しも必ず持っている感情です。
私も知り合いにはとにかく安く作ってあげたくて、かなり無理して販売していたときがありました。
でもこちらが頑張って安くしてあげたところで、相手は実際の価値なんてわかっていない事が多いです。
安くすると買ってくれるような感覚に陥ってしまいますが、実際はそんな事ありません。
もちろん「ぼったくれ」とかそういった話ではありません。
しっかりと自分の仕事をするのは当然ですが、ある程度利益がないとどんなビジネスも衰退していきます。
出した利益で新しい電動工具などの設備投資で時間を短縮し、空いた時間で新たな知識スキルを勉強して自分の腕を磨いていくんです。
はじめはそこまで考えられないかもしれませんが、いつまでも同じ値段で同じ作業だと自分がレベルアップしないですよね。
そして作業には必ずミスも出てきます。
1ミスで利益なし!なんて張り詰めた仕事をするのはおかしいと思います。
せっかく趣味ではじめたDIYが楽しく無くなってしましますね。
長年やっていると自分を気に入ってくれて、注文を多くくれることもあると思います。
でもそのお客さんがあなたに対して「安く作ってくれるから頼もう」と思っていたら、そういったお客さんしか集まりません。
なので「あなたに作ってもらいたい」というお客さんに対して最善の能力で商品を提供していけば自ずと単価は上がっていきます。
そういったお客さんを集めて、今できる最高の仕事をしていけばいいんですよ。
DIYで作った家具が販売できたらどれだけ楽しいでしょうか?
でもいざ売ってみると値段ってホントに悩みますよね。
人によって腕の違いなどありますが、まずは時給換算で始めてみて「売る」ということを経験してみてください。
「もう売っているよ」という人は「売る」ということにすごい価値があることを認識してください。
そして自分しかできない付加価値をつけお客さん1人ひとりの単価を上げていくことが大事だと思います。
私の経験で感じたことですが、参考にしていただけると嬉しいです。
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