どうもカミヤ木工のカミヤです。
最近メール会員さんに教えるために材料の乾燥具合を特に気にするようになりました。
というのも乾燥がしっかりしていないと、木が反ったり曲がったりするからです。
私はまだ曲げて使ったり、抑えられる場面で使用したり、最悪新しい材を揃えれば済む話なのでそこまで気にしてませんでした。
しかし、今後材木の仕入れを色んなところからやりたいのと、ホームセンターの材など使って動画を撮りたいと思っているので、しっかりとした乾燥材かどうか分かるようにしたいと思っていました。
最近では材木も含水率を計って納める場面も増えてきたなと思ったのと、動画内の材木を計るのも必要な情報と思ったので、含水率計(水分計)を買ってみようと思ていました。
で、ちょうど正規の業者が使っているメルリンというメーカーの6万円を超える含水率計(水分計)を借りる事ができたので、この含水率計(水分計)に近い数値が出れば良いかなと思い2万円台の製品と2,000円程度で購入できる製品も一緒に購入し値段の差でどう違うのか?試してみました。
もくじ
まずは動画をご覧ください
杉やヒノキが山に立っている状態では水を多く含んでいて木の1.5倍が水分だと言われています。
木材は木材そのものの重量を100として考え、木材特有の計算方法から含水率を求めまると含水率は150%ということになります。
??150%というのもおかしな話ですが木材は特殊で計算もかなり面倒なんですね。
なので簡単に計る事ができる含水率計(水分計)があるんですよ。
杉・ヒノキでも違いがあって、杉のほうが水分を多く含んでいて乾燥すると杉はとても軽くなりますが、ヒノキは乾いても重たいです。
どちらにしてもこの水分が乾く過程で木が割れたり、反ったり曲がったりとよく動きます。
なので含水率を計る事により木の乾燥具合がわかるのである程度まで下がると動きが少なくなり、反りや曲りが出にくい材となります。
一般的には天然乾燥か人工乾燥の2種類ですが、天然乾燥は時間がかかります。
人工乾燥は熱による乾燥で繊維が壊れ艶がなるので私は人工乾燥は好きではありません。
しかし、最近はバイオ乾燥という自然の木材や菌のチカラを使った乾燥方法も出てきました。
私の「DIYのカミヤの木材販売所」でも販売しているのですが、広く接ぎ合わせた材でも、放置して曲がるような事が無くとても使いやすいです。
とにかく木材は乾いていたほうが良いと言うことですね。
一般的には20%を切れば乾燥材として出荷できるとされていて30ミリ程度の板であれば天然乾燥でも1~3ヶ月程度(時期・場所によって変動)で20%程度まで落ちます。
しかし実際には中までしっかり乾くことはなく表面が20%程度という程度で、芯まで乾くというと家を立ててから数年間じっくり乾くというのが現状です。
それを解決するのがバイオ乾燥で繊維を破壊する人工乾燥とは違い、バイオ乾燥は芯まで木材や菌の力で乾燥させる事ができるので安心です。
含水率計(水分計)には木材の表面に置くだけで測れるものと、木材に針を差し込み計るものと2種類あります。
置くだけの非破壊式の誘電率と含水率の関係を利用した「高周波式」と呼ばれるタイプで値段も高価ですが、傷つけることがないので素早く簡単に計る事ができます。
逆に木材の電気抵抗と含水率の関係を利用した「抵抗式」はピンを差し込むタイプは木材に差し込まなければいけないので傷がつき、手間もかかります。
薪を測ったり、木材でも柔らかいもの用といった感じです。
まず基準にしたのがメルリンのHM8-WS25です。
後で知ったのですが、HM8-WS25はスギ・ヒノキの測定について「日本住宅・木材技術センター」から認定されているのでこれを基準にしても大丈夫です。
メルリンのHM8-WS25は樹種を密度別に6段階選べ、杉とヒノキも別れています。
今回はたまたま借りることができたのですが、値段は6万円以上するので個人の方が簡単に購入することができません。
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今回購入したのがこちらのLaserliner(レーザーライナー)モイスチャーファインダーコンパクトです。
購入するにあたり、含水率計(水分計)となるとAmazonでも中々評価すら載ってないので選ぶのに迷いました。
買うのは結構ギャンブルでしたが、2万円程度までで購入できて使いやすそうな物を選んでみました。
決めては【日本正規品】の文言です(笑
ただ種々の設定が「SOFTWOOD」と「HARDWOOD」の2種類しかなく、厳密にメルリンのHM8-WS25との比較がでないという点はご了承ください。
が、杉に至ってはほとんど差は無く、かなり精度の高いものだと思いました。
ヒノキについても3~4%高く表示されるので、少し辛めに表示されていると思えば問題ないし、頭のなかでマイナス3%で補正しても良いでしょう。
今後はLaserliner(レーザーライナー)モイスチャーファインダーコンパクトを基準に使っていきたいと思います。
DRY-WETが「緑・黄色・赤」で表示されるので視覚的にわかりやすく、杉なら緑、ヒノキなら黄色で出荷できるぐらいの判断でも良いかもしれません。
こちらには上位モデルがあったのですが、4万円を越すのでちょっと買えませんでした。
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次に紹介するのはDr.Meter(ドクターメーター)MD814でこちらは4本のピンが付いていて差し込むタイプです。
Amazonの評価でもそこそこ良かったし1950円で購入できるので正確では無くても大体わかればOKかなという場合には最適だと思います。
実際使ってみると少し強めに差し込まないといけないので傷跡が残ります。
化粧面には使えませんが、木口や端っこで測ればOKです。
薪ストーブをお持ちの方は薪を計るのに良さそうですね。
杉についてはかなり近い数値が出たので安い割には参考になるかなと思います。
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同じ杉でも白太と赤味によっても油の量が違い、三河の杉は他の杉より油が多いので数値も大きくなりがちです。
節も密度が濃いので多く表示されるので、全く同じ条件で測れることはないということがあげられます。
で、驚いたのがDIYカミヤの木材販売所でも販売しているバイオ乾燥材ですが、こちらの数値が異常に低く、「どおりで反りが出ないわけだな」と改めて感じました。
※参考記事
DIYの木材の通販カットサービス開始!初心者にもおすすめ!ホームセンターと比較しても安い!?
今後はホームセンターの材なども測って情報発信に使いたいなと感じました。
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