中々進まないキャンピングカーの企画ですが、前回段差を解消したエブリィワゴンの車中泊キットを更にパワーアップさせます。
桧の車中泊キットを作ったのですが問題点が浮き彫りになりました。
まあ試作なのでもちろんいきなり完璧に作れるわけではないので、新たにバージョンアップです。
というのも車の中はとにかく暑くなるので無垢板には過酷な状況ではあります。
でもベニヤは体にも悪いですし、臭いので使いたくないんですよね。
で、今回の車中泊キットですが、コスト面や作りやすさから杉で作ることにしました。
問題点はほぼほぼ改良しかなり良い感じになってきたので完成品を動画にしてみました。
もくじ
まずは動画をご覧ください。
ヒノキの下地材から材を探したので材料代は安くすみましたが板目なので板の反りが多少出ましたね。
これは反り止めの桟木を打つことで対処出来ましたが板が重量化するデメリットもあります。
巾も全体で乾燥時に数ミリ縮んだり湿気のあるときは戻ったりと木なので当然なんですが、縮みにより板の接ぎ合わせ部分が若干剥がれてくるような部分もあります。
まあよく見ないとわからないので気にならない程度ですが。
それと桧は油分を多く含んでいるので木口や表面からヤニ(脂分)が出てきました。
これは香りや艶のもとなので良い物質なんですが、若干ベタつく場合があります。
ヤニについてやワックスやオイルなど塗っておくと防ぐことができますが、今回はヒノキの香りを楽しみたかったので辞めました。
これらの問題を解消していきます。
傾斜が思ったよりきつかったです。
それほど気にはしてなかったんですがフラットにして寝てみるとよく分かります。
リアのほうが幾分高いでのでベースの設計からやり直したいと思います。
それと荷台部分は段差がなくなったのですが助手席との段差をなくせば足を伸ばせると思い、最終的にマット使ってですがその段差を解消できるようにもしました。
この部分についてはマットの説明でもやっていきます。
まあ試作機なので仕方ないですが、雑というほど悪くはないですが、細かい部分で隙間が本の少し目立ちます。
荷台部分の側面に合わせる部分の型取りをそれほど正確に行わなかったので杉ではより正確にやりました。
難しい部分ではありますので次回以降動画にしていこうと思います。
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それでは上記であげた問題点を解決していくわけですが、今回は全体の杉の車中泊キットの作りをみながらどうやって解決したのかを大まかに解説します。
実際の作業の動画は今後配信していくのでメール講座に登録しておいてくださいね。
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ヒノキでは30×105という4mの下地材(間柱・筋かい)からキレイな部分を探して20×105に加工し接ぎ合わせました。
乾燥しているのですが、完璧ではなく反りや縮みの問題が出ました。
これを私も木材販売所で販売している「杉生」の巾接ぎ板を使うことで解消しました。
巾接ぎの板を使うメリットは多くあります。
・貼り手間がない
・反り縮みが出にくい
・反り止めが必要ない
・ヤニが出ない
これらのメリットがあります。
接ぎ合わせてあるので自分で接ぎ合わせる手間がないのはかなり大きいです。
バイオ乾燥に入っているので暑い車内でも動きはゼロではありませんが少なくなり反り縮みはほとんど出ません。
動かないということは反り止めも必要ないので材料費を抑え余分な手間をなくします。
ヒノキと違いヤニが出ないのもメリットです。
でもデメリットもあります。
それは値段が高価であることですが、今回使ったキット全体でおおよそ30,000円程度に抑えることができます。
これを高いとみるか安いとみるかですが、手間や仕上がりを考えたらそんなに高くないかなと思いますがいかがでしょうか?
自分で接ぎ合わせて安く抑えたい場合は狭い材を買って接ぎ合わせたら良いと思いますので一つの案として見てください。
ただし絶対に動かないわけではないし、よく乾燥させたとしても車の中では湿度や温度も違うため、しばらく加工前の板を車内に置いてなじませることも重要です。
作る前にしっかりと地面からの距離を測っておきます。
ただ作る前は正確な位置はわからないのでヒノキを作ったことにより最終的にどれ位のベースの高さにすればよいかがわかりました。
この部分は今後動画でも詳しく解説していきますね。
荷台の側の細工ですが、今回は「ひかる」という差し金を使った型のとり方をやりました。
かなり正確に型を取れますが、ちょっと難しいので個別に動画にしますね。
今後はレジピや型の販売なども出来たらいいなと考えています。
それでは完成した杉バーションを見ていきましょう。
まずは荷台部分の収納スペースですが、若干広くし前部分の板をその分30ミリほど長くしより広く使えるようにしました。
ゴムブッシュで固定するのは同じですが反り止めが必要ないので手間も少なく材料代も抑えることができます。
板厚はヒノキのときは20mmでしたが今回は巾接ぎ板の種類や強度の関係から25mmにしました。
若干厚いですが、杉はヒノキより軽いためそれほど重量の差はないと思います。
杉は空気の層が多いので温かみが出るというメリットがあります。
前部分の板は長くしたため内装に当たるようになります。
なのでR加工しました。
R加工加工することにより左右の板がどっちがどっちなのか簡単に解るようになりました。
両側の板のズレ防止も作りました。
前部分の裏側を見ると高さを合わせるための反り止めと溝を欠いてフックにしている材があります。
これは前回のヒノキでも同じです。
違いはその下に更に高さ合わせのための板がありますが、これはマジックテープで貼り付けたいるだけなので簡単に取ることができます。
この板があることで左右の板が段差ができなくなります。
収納もラクラク簡単に1人でできます。
もちろん後部座席も使えます。
それでは展開していきましょう。
収納部分の板を持ち上げ立てかけます。
高さをあわせる板を置き、前部分の板を出します。
切り欠き部分にはめ込みます。
収納部分の板を戻し完成です。
1分もあれば展開が可能です。
前回作ったヒノキの問題点が概ね解決できました。
作ったノウハウやデータがあるので型にしたり動画にしたりして販売も考えています。
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