今回はスターエムの下穴錐(したあなきり)でどれがおすすめなのかやっていきます!
というのも2020年2月に前藤原産業さんへ訪問したとい動画を公開しましたがその日にスターエムさんにも訪問しました。
その時にスターエムさんの工場にも行ってきたんですがその話はまた今度。
実は以前にも下穴錐についての動画をやったのですがそのときに「スターエムの下穴錐よりアネックスのほうが良い」という内容でした。
しかし!このときにやったスターエムの下穴錐はメーカーがワザとキレを悪くしていたのです。
なんで?と思いますが理由は動画と記事で解説します。
そしてもっと切れの良い下穴錐も紹介するのでぜひご覧ください!
もくじ
まずは動画をご覧ください
今回の動画はスターエムさんに訪問したときに実際に実演と体験をしてきた4本の下穴錐のビットを使用します。
スターエムさんは藤原産業さんに紹介していただいたのですが今回のビットはスターエムさんに提供していただきました。
ありがとうございます。
スターエムさんにはこれからも提供していただけることになったので色々紹介していきますね。
そして以前の動画で切れがいまいちだったなというスターエムの下穴錐は安価なバージョンでワザとキレを悪くしていているものでした。
その理由については下記と動画の中で解説しています。
そのほかにも切れるビットを紹介していきますが前回の記事(動画あり)も見ておいてください。
今回は4本のスターエムの下穴錐を見ていきますが以前の動画で使って良かったよといったアネックス「カラーハイス 下穴錐」とSK11の「六角軸ハイス木工用」も参考にみていきます。
リンクが多くなってしまいますのでAmazonのリンクのみ貼っておきます。
スターエムさんの公式ページも見てくださいね!
◆アネックス「カラーハイス 下穴錐」
◆SK11「六角軸ハイス木工用」
どちらも切れますがロングバージョンはアネックス。
ショートバージョンはSK11みたいな感じで選べば良いです。
どちらも1本単価は4~600円でお値打ちクラスとなってます。
スターエムはこちらの4本になります。
◆スターエム「75B六角軸下穴錐」
この下穴錐は前回使用したものでワザと切れなくしています。
理由は後で解説します。
値段は500~600円程度で素材はカーボンでできているのでしなります。
長いので若干折れる可能性もあるので無理にこじて使わないようにで注意してください。
◆スターエム「75S六角軸ショート下穴錐」
こちらはそのショートバージョンで切れ味も同じぐらいですが短いがためにしなりも少なく使いやすいです。
使いやすいのでDIY用におすすめとなります。
こちらも同じく値段は5~600円と安価です。
ここからはハイス鋼をつかった切れの良いビットになりますが値段も高くなってきます。
◆スターエム 「75HSMハイス下穴錐-M」
ハイス鋼を使ったタイプで値段は1本800~900円程度とちょっと高くなりましたね。
長いようですがビット部分が長く刃先はショートタイプになります。
切れ味も良くハイス鋼なのでしなりにも強いです。
スターエムさんはこれがコスパも高くおすすめで良く売れていると言っていました。
◆スターエム 「75HTハイスチタンコーティング下穴錐」
こちらも同様ハイス鋼ですがさらに長持ちさせるためにチタンコーティングされたものでロングバージョンです。
反面値段は1,500円~2,500円と販売店にもよりますが急に高くなります。
スターエムさんが言うにはかなり持ちが良くなっていて焦げなどにも強いです。
焦げについては後で解説します。
私はこれを使っていこうかなと思います。
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スターエムさんの下穴錐は一般のものと違い砲弾状に作られていてビスの効きもいいらしいですよ。
会社訪問したときも言っていたのですが他のドリルビットでも刃先と根っこの太さを微妙に変化させることで抵抗を少なくしたり色々技術があるらしいです。
ここらへんはさすが国内シェア7割以上のドリル界NO.1の会社ですね。
実はキレを悪くしているのには理由があったんです。
スターエムさんの技術だとまじで作っちゃうと切れ過ぎてしまいます。
その切れの良いビットで高所作業をしている職人から「切れすぎて高所だと怖い」という意見があったそうです!
なのでキレを悪くした「抵抗があってゆっくり下穴を開けられる」バージョンを出したそうなんです。
長い75B六角軸下穴錐は高所作業の方にはおすすめだし、短い75S六角軸ショート下穴錐は刃物が怖いという入門者さんにもおすすめということですかね。
それでは実際に使って行きますが今回使うドリルは藤原産業さんに提供していただいたSK11の10.8Vの電動ドリルになります。
まずはSK11の「六角軸ハイス木工用」ですが安価で短いタイプになりますが普通に良く切れますよ。
500~600円でここまで切れれば上等ですね。
基本螺旋状の部分しか切れませんので奥まで入れるとちょっときつくなります。
こちらも安価でおすすめしていたロングバージョン。
SK11よりは切れが若干劣りますが切れ自体は悪くないです。
長いので使いやすくハイス鋼なので強度も中々高いです。
こちらも奥まで行くと重くなり硬い木には焦げも出てきます。
もちろん普通に使う分には十分おすすめです。
この2本はスターエムの安価なバージョンでショートとロングになります。
切れだけを見ちゃうとSK11やアネックスに劣るので無理におすすめするわけではありませんが逆に切れ過ぎたら良くない高所作業やはじめて使うDIYの入門用にはおすすめです。
ロングに関してはしなりやすく、ショートはしなりにくいので考慮してみてください。
ここからはハイス鉱のショートバージョンになりますが切れ味がかなり良くなります。
価格も800~900円とそこまで高くないのでスターエムさんが言うには売れ筋のおすすめらしいですよ。
力を入れなくてもすんなり入って行く感じです。
スターエムだと奥へ入れたときに抵抗がないんです。
これにはびっくりですね。
アネックスで同じ用に奥まで入れると抵抗があり抜くのも大変です。
最後はハイス鋼で「ハイス下穴錐-M」を更にチタンコーティングされたロングバージョンになります。
ロングでもしなりは殆ど出なくて強度もあります。
速さをアネックスと比べてみると結構違いますね。
下穴錐-M同様奥まで入れても抵抗がないので抜き差しが楽です。
値段はちょっと高いですがコーティングはかなり長持ちするので私カミヤのおすすめになります。
スターエムさんがいうには焦げにも強いらしいのでアネックスの「カラーハイス 下穴錐」とスターエム 「75HTハイスチタンコーティング下穴錐」を比べてみましょう。
柔らかい材では焦げも分かりづらいので固いアパを使います。
今度はマキタの18Vのインパクトの最速でより焦げるシチュエーションで開けてみたいと思います。
まずはアネックスから
分かりづらいかもしれませんが煙がすごく焦げ臭いです!
中で熱い空気が圧縮されたのか抜いた瞬間に「パチン」と爆ぜましたよ。
今度はスターエム 「75HTハイスチタンコーティング下穴錐」ですが抜くときに多少煙が出る程度でした。
詰まったおが粉を見るとわかりますがアネックスは真っ黒になってますがスターエムは変色はしてません。
さすがスターエムさんですね。
似たような材料を使っているはずですが焦げに対してこれだけの差が出てきます。
きっと私ではわからないすごい努力と技術が詰まっているんでしょうね!
今回はスターエムさんの下穴錐を紹介しましたが実際にメーカーさんに話しを聞けるのは貴重ですね。
いままでいろんなものをレビューしてきましたが裏側を知らないと全然違う認識で喋ってしまうこともあります。
高所作業の職人さんが危なくないようにワザと切れ味を悪くしているなんて誰も知らないですからね。
スターエムさんにはこれからも商品を提供していただけることになりましたがスターエムさんには竹用ドリルがあります。
今度竹で作るランタンなども動画にして紹介しようと思います。
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