DIY　家具　教室

スタッキングヒンジと1×4材を使って収納ボックスを作る「かんたんDIY」シリーズです。

スタッキングヒンジは重ねることでどんどん積み上がる枠ができるので用途によってはおしゃれで収納力もアップします。

薪ストーブの薪を入れるのに良さそうですね。あと店舗の陳列など。

ただしかんたんDIYとはいえ侮ってはいけません。

丸ノコ（手ノコOK）でしっかり90度を出すのがキレイに作るコツになります。

と脅かしてみましたが、スタッキングヒンジはそこそこ曖昧でもドッキングは可能なので心配せずにガンガン作ってみましょう！

スタッキングヒンジは重量の割に割安感もあるし木材も1×4なので安く抑えることが可能です。

●スタッキングヒンジと1×4材で折りたたみの収納ボックスを作る

まずは動画をご覧ください。

■なぜスタッキングヒンジなのか？

私がスタッキングヒンジを知ったのは以前、愛知県岡崎市のリビングスタイルハウズさんの動画を公開しました。

そこで見つけたのがスタッキングヒンジです。

今回はハウズさんにスタッキングヒンジと1×4材を提供していただきました。

スタッキングヒンジはこのゴツさで4個入って1,944円と格安です。

1×4材は全部で1,200円ぐらいでしたのでビスと合わせても3,500円程度で作れますよ。

■折りたたみ収納のレシピ

今回使うのはこちらです。

1段作るのに必要な量なので段数に応じて増やしてくださいね。

・スタッキングヒンジ（4個入）

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・1×4材（19×89mm）（1.8mで4枚分）

動画では半分に切った0.9mを8枚用意しました。

・トラスタッピングビス（32本）

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・コーススレッド　30mm程度

■必要な道具

動画では多くの道具を使っていますが、似たような物でも代用できるので参考にしてみてください。

・インパクトドライバー or 電動ドリルドライバー

10.8v以上の物があれば十分です。

・丸ノコ　（手ノコでもOK）

ソーガイドベストはおすすめです。

・丸鋸ガイド

丸ノコを使うなら丸鋸ガイドがあると便利ですよ。

どうがで使ったのはタジマの丸鋸ガイドモバイルです。

・差し金「階段状曲尺」

差し金のおすすめは階段状にSK11の曲尺です。

・ハンドクランプ

E-Valueバリューのハンドクランプで固定すると楽です。

・センター出しドリルビット

金具の下穴にはセンター出しドリルビットがあると便利ですが木の繊維に持っていかれるので多少のズレはあります。

ない場合は下穴錐で対応してください。

●作り方

実際に作っていく過程を見ていきましょう

■材料を選ぶ

このとき注意点は1×4材などはねじれや曲がりが多いのでヒドイものを200ミリにカットしてください。

曲がりよりねじれのほうが良くないのでなるべくねじれの強いものを200ミリに回してください。

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■長さをカットする

丸ノコを使い材をカットします。

スタイロフォームはキックバック防止や短い材を切るのに役にたちますよ。

もし丸ノコがなかったら手ノコでOKです。

真っ直ぐ切りたいならソーガイドベストがおすすめです。

今回は900mmの1×4材から400mmを8枚と200mmを8枚取ります。

残りの材は下のベースで使いますので後で説明します。

よく「墨線のどこを切ったらいいですか？」という質問があるんですが刃の左側が墨線の右側を通ればいいです。

画像や動画を確認してみてくださいね。

カットが終わったらもう一度材料の確認です。

1段分の材料がこれだけ必要になります。

金具の固定は接地面が真っ直ぐなトラスタッピングを用意してくださいね。

カットが終わったら丁番を上下逆に建てて脚側を上に向けます。

材とスタッキングヒンジを合わせハンドクランプでしっかり固定してください。

スキマは開かないように注意してください。

センター出しドリルビットで穴をあけます。

固定は八幡ねじのトラスタッピングビス（4×16mm）で止めます。

もしセンター出しドリルビットがなければ下穴錐で中心を狙ってくださいね。

これの繰り返しでまずは1段分ぐるっと回して止めます。

2段目はちょっとキツイですが同じ長さにカットしてあるなら少し押し込めば入ります。

次の段も同じ要領で固定し完成です。

欲しい段数を作ってください。

■ベースを作る

今度は一番下に置くベースを作ります。

先程作った天場の幅に合わせた長さにします。

長さは完成した箱の外々を測ってください。

約56~57mmほど大きくなるので400mmならそれに56mm足してカットします。

スタッキングヒンジの脚が30mmほどあるので材の厚みが35mm以上は欲しいです。

なので1×4材を重ねて固定します。

今回は456mmを2枚、256mmを2枚切り出し使いました。

大きさによって敷き詰めたり縦横逆にするなど工夫してください。

多少の誤差は問題ありません。

固定はコツが必要です。

まずは角を90度に合わせクロスしたところは角の出具合を同じにしておきます。

指で触ってぴったりになるように合わせてください。

クロスした四角の中心に下穴をあけ30mm程度のコーススレッドを固定します。

これを４隅止めます。

このままではまだ動いてしまうので注意してください。

直角の出た長方形にするには両方の対角線を測り同じ長さになれば直角９０度が出たことになります。

もし1mm誤差が出たら0.5ミリ分グニュッと角を潰したりして対角線が同じ長さになったら更にビスで数カ所固定します。

あとはスタッキングヒンジを付けた箱を乗せたら完成です。

更に乗せて。

これ薪ストーブの薪入れるのに良さそうですね。

●リビングスタイルハウズって？

リビングスタイルハウズに関してはこちらの記事を読んでください。

リビングスタイルハウズを経営している岡崎製材の他のコンテンもあるので合わせてみてくださいね。

●最後に

なかなか無骨でおしゃれな感じになりました。

色を塗ったらかっこよく仕上がりそうですね。

機能からして薪ストーブの薪を入れておくにはちょうど良いかもしれません。

いろんな使い方ができるし長さを変えたら大きさも自由自在です。

参考にしてみてください。

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