今回はわたしも推奨しているスターエムさんの竹用ドリルビットを使っていきます。
竹用ドリルは名前だけ見ると竹専用のドリルかと思ってしまいますがそうではありません。
以前スターエムさんには訪問したことがあるので最近は良く交流しています。
そのときに「竹用ドリルは竹だけでは無く、木材にもアクリルにもキレイに穴を開けることができるのですが認知されていないんですよね」と言っていました。
なかなかそういったメーカーの思いって通じないものですよね。
ということで私も微力ながら宣伝活動に協力したいと思います。
私も竹用ドリルは良く使うので切れの良さは実感していますので広まっては欲しいのですね。
今回は竹用ドリルの開発されたエピソードやどんな電動工具を使用すればキレイに穴が開くのか?失敗しないコツなども踏まえて解説します。
もくじ
スターエムさんの自信作の竹用ドリルですが実は「竹だけじゃない」というところをお見せします。
動画をご覧ください。
最近スターエムさんと交流があるので良く話すのですが竹用ドリルのできたきっかけを教えてくれました。
竹用ドリルはもともと尺八を作る職人さんから「竹が割れずに良く切れるドリルを作って欲しい」との依頼があったそうです。
竹って繊維が特殊なので一般用のドリルビットだとすぐ割れてしまいます。
その後も竹用ドリルとして販売したわけですが竹用ドリルを買った職人さんから「木材やアクリル、塩ビも良く切れるよ」と評判でした。
ということでスターエムさんは「竹だけじゃないよ」ということを浸透させたいんですが、認知してもらうのに困っているんですね。
なので私が少しお手伝いをしようとこうして動画にしました。
この動画では竹用ドリルが
・なぜ切れるのか?
・使用する推奨の工具は?
・失敗しないコツは?
・どんなものが切れる?
この点について解説していきます。
竹用ドリルはAmazonで見るとだいたい1200円程度ですがよく使う9.0mmと10.0mmは1,000円程度と結構安いです。
▼竹用ドリル
【Amazon】
なので消耗品として気軽に購入できますね。
以前も「皿取錐と埋木錐」を紹介しましたが9mmの皿取錐より竹用ドリルのほうが切れが良いので交換してもいいですね。
それでは竹用ドリルと一般のドリルの違いを見ていきます。
一般用と言ってもスターエムさんが販売している木材用なので切れが悪いわけではありませんのでご了承ください。
使う電動工具はマキタの10.8Vの少パワーのインパクトビットです。
一般ドリルで竹に穴を開けると簡単に割れてしまいます。
では竹用ドリルで開けると・・・
割れやすいように端に穴を開けますが全然割れません。
割れたすぐ横に打っても何度打っても割れないんですね。
なぜ割れないのか?
違いは先端にあります。
まずは一般ドリルの先端を見てみると先ネジと呼ばれるネジ山があるのがわかります。
これは木材に穴を開け安くするため食い込んでいくのに必要なものなんですが、逆に推進力が高すぎて竹が割れてしまうんですね。
では竹用ドリルの先端を見てみると刃が2枚あり先ねじがありません。
なので竹用は食いつかないので進み具合の調整が可能になるということですね。
わかりやすいように杉に一般用のドリルビットを使ってみましょう。
はじめに食い込ませてテンションを掛けずに回すと先ネジの効果でどんどん食い込んでいきます。
逆に竹用はネジがないので途中で引き上げてもすぐ抜けます。
構造はわかったけど竹用なら絶対に割れないか?というとそうではありません。
竹用ドリルでも竹が割れる可能性も解説します。
まずインパクトのショックが原因で割れることがあります。
まあ実際にやってみても割れなかったんですけどね・・・
それだけ竹用は良く切れます。
インパクトが少パワーのときはショックがかかりやすいのでより割れる可能性が高まります。
他にも竹用のドリルの径が大きいときも割れる可能性が高まります。
メーカーによってはインパクトのショックの大きさが違う場合もあるので注意が必要ですね。
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竹用ドリルは六角軸だけどインパクト専用かと思うかもしれませんがこれは最近増えたインパクトドライバーの需要に合わせてスターエムさんも六角軸を作ってきたんですね。
では竹用ドリルはインパクトドライバーを持ってないと使えないの?というとそうではありません。
そんなときは電動ドリルドライバーを使用してください。
というか本当は電動ドリルドライバーのほうが適しているんです。
六角軸でも電動ドリルに竹用ドリルを付けても大丈夫です。
電動ドリルはインパクトのようにショックがかからないのでより割れにくいというわけですね。
最近は電動ドリルでも六角軸のものがあるので過去動画も参考にしてみてくださいね。
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竹用は抜けた反対側もきれいな穴が開きます。
もちろん多少のバリは出ますが木材ではもっとわかりやすいのでまた木材の切り比べで解説します。
ショックがかかるインパクトですが逆に18V以上のようなハイパワーのインパクトは逆におすすめです。
理由はパワーがあるがゆえにショックのかかりが遅いというかショックをかけなくても穴が開いてしまうんですね。
ですが最近のハイパワー合戦で回転数も上がってきています。
スターエムの推奨は毎分3000回転未満なので注意してください。
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では今度は木材の切り比べをしていきます。
・杉(柔らかめ)
・ヒノキ(やや硬い)
・ケヤキ(硬い)
3種類を一般用ドリルと竹用ドリルで開けていきます。
木が柔らかいと穴もキレイに開きません。
一般用のドリルではバリやササクレが目立ちますね。
では木裏を見てみるとバリが出ているのがわかりますね。
しかし竹用は出口もほとんどバリがないんですよ。
これはすごい!
こんどはヒノキですがヒノキはちょっと硬くなるので一般のものでも割とキレイですね。
でも竹用のほうが断然切り口がきれいなのがわかります。
木裏を見ても竹用はバリがほとんどありませんね。
ちょっと木材が厚すぎましたがおが粉が詰まる場合もあるのでそのときは排出してください。
音や振動にも注意すると竹用のドリルの凄さがわかります。
今度はケヤキですがかなり硬いです。
硬いので差は分かりづらいですがそれでも竹用がキレイに開いているのがわかります。
まさに柔らかい木から硬い木まで開けることができますね。
竹用ドリルは他の材にも使えます。
塩ビに穴を開けて見ましたが竹用は薄く削っていく感じで簡単に開けることができました。
他のもアクリルや硬質ゴムなどもキレイに開けることができますので鉄とか以外なら可能でしょう。
竹用はぶっちゃけ竹用って名前なくしてもいいかな~なんて思ってます。
「ドリルマーク2」とか「Z(ゼータ)ドリル」とか「ν(ニュー)ドリル」なんてどうでしょう?
赤色にして3倍切れるドリルもいいかもしれません。
まあ冗談ですが名前を変えて心機一転は良いかと思います。
とにかく竹用は最高に切れるし格安なのでどんどん使っていきましょう。
今度は竹灯籠を作りたいのでまた動画にしますね。
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