どうもカミヤ木工のカミヤです。
私のところには毎日質問のメールが来るのですが、基本がわからなないのでどうしたら良いのか?教えて欲しいといった、初心者さんからのお悩みが良くあります。
今回もメール会員のOさん(女性)から「棚を作るときのセオリーってありますか?」というご質問をいただきました。
はじめは「全く何も作ったことがない方なのかな~」と思ったんですが、聞いてみたら折りたたみテーブルやバーベキューのテーブルを作っていて結構色々考えて作っているのが感じ取れました。
「ここまで作れてどうして?」と思いましたが、ある種の固定概念が邪魔をして、「棚を作るときの決まりごとがあるのではないか?」という思いで作れないのだと思います。
他にもビスの打ち方や間隔、下穴、材料、塗装なども色々質問があったのでまとめて解答していきます。
もくじ
まずは動画をご覧ください。
まず質問者のOさんの作品なんですが、質問内容から初心者さんと思っていたのですが、結構色々本格的に作っている方です。
後少し基本を押さえればもっと上手に作れるようになると思います。
最初の質問は「どちらが強度がありますか?どちらが作りやすいですか?」というご質問。
①は一般的に売っているカラーボックスがこういった形だからはじめに作ろうと思ったそうです。
②は私のアンケートに答えたらプレゼントしている動画を見て書いた図面。
まず強度があるのは②番です。
理由は天板に物が乗ったときに側板に重さがかかるので、単純に重さに対しては強度があります。
上からと横からも止まっているので横からの力にも強いことがわかります。
そして作りやすいというのも私が思うには②番です。
作りやすいと思っているからこそ、プレゼントしてまで勧めているんですけどね。
構造的に簡単なのは①番です。
板の種類も2種類だし、横から固定するだけなので非常にシンプルですよね。
でも意外と固定するにはフラフラして慣れていないと固定しづらいんです。
それに今回の棚は高さが180㎝なので取り回しも楽ではありません。
軽い杉を使っても結構重くなると思います。
変わって②番は3種類の材を使っているのでカットも幅落としも少し面倒になります。
ですが、はじめに天板と側板を固定することで、安定するので残りの棚板や底板の取り付けがかなり楽なんですよね。
こちらの動画が参考になると思います。
他にもプレゼント動画が参考になるので「メール講座」に登録しアンケートに答えて棚の作り方のプレゼント動画をご覧ください。
まず揃えられそうな材料は、私の販売サイトから「杉・ヒノキ」ホームセンターなので良く売っている「パイン・SPF」などがあります。
これらの中で杉だけは少し強度が落ちます。
ヒノキ・パイン・SPFはほぼ同等の強度があると思います。
ですが、杉がダメということではありません。
キッチンに使うものの重さなら問題ないと思いますし、後ろにいかないようにストッパーを付けるのでさらに強度も上がります。
今回の棚は奥行きが40㎝なので4本止まっていれば大丈夫です。
30㎝ぐらいまでは3本で良いですね。
ビスを打つときに困るのが棚板が曲がっているときですが、打ちたい棚板が反っているときはこちらもこの動画が参考になりますので見てくださいね。
ビス(コーススレッド)の長さですが、板が20mmなので2.5倍~3倍が目安なので50mm~65mmが適寸です。
ですが、メーカーにもよりますが、65mmから上は半ねじになっていて満たないものは全ねじになっていることが多いです。
半ねじのほうが占めやすいので65mmがおすすめです。
65mmのビスを打つには下穴が必要です。
インパクトで使える3mm程度の「下穴錐」を使ってくださいね。
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ビスを隠すときは埋め木をしても良いし、ビスキャップという簡単にビス頭を隠す物もあるので参考にしてみてください。
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埋め木をするときはこちらを参考にしてくださいね。
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塗装は天然素材にこだわるなら、くるみ油や、匠の塗油、乾きの早いブライワックスをおすすめしたのですが、「蜜蝋ワックス」をお持ちななので「蜜蝋ワックスでも良いか?」というご意見。
もちろん蜜蝋ワックスでも十分です。
ただ色はつかないので、他の色にしたいときは違うものをチョイスしたほうが良いですね。
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これは私の提案なんですが、2分割にするのはいかがでしょう?
2分割にするメリットはいくつかあって、重くならないとか、作るときの取り回しが楽とか、材を購入した時の送料が安くなるといったメリットがあります。
接合面の板が増えるという以外は対してデメリットはみあたらないと思います。
これも接合部分だけ板を薄くすることで見栄えも良くなりますし材料代を抑えることもできます。
色んな質問がありましたが、ある程度は解決できたのではないかと思います。
ただ板幅が40㎝というのは材も高価ですので「幅の狭い板を接ぎ合わせる」というのも安く作るコツになってきます。
接ぎ合わせるには少しスキルがいりますが、こちらの教材を見れば接ぎ合わせは一通りわかると思います。
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