Sponsord Link
●SK11木工用バンドソーSWB 300Wで縦挽き曲線挽きがどれだけできるか?ホゾ加工もかんたん
まずは動画をご覧ください。●今回動画で使用した工具アイテム
◆SK11木工用バンドソー SWB-300W ▼購入はこちら▼ ◆SK11 バンドソー替刃 SWB-001~005 ▼購入はこちら▼ ◆セフティー3 4段ホースコネクター ▼購入はこちら▼ ◆集じん機用フレキシブルホース ▼購入はこちら▼ ●新しくなったSK11木工用バンドソーSWB-300W
2021年12月に販売されたSWB-300W。
前作のSWB-200Wも良かったのですがトルク不足や設計不足、また加工寸法も小さかったことから新しく改良されました。
前作ではモーターを直に回していたのですがベルト駆動でギア比を帰ることでトルクアップ。
またブレードガイドもベアリングになって耐久性を上げています。
刃の交換もホイールをレバー一回しで緩められ、すぐに元の場所に戻せるようになりました。
いちいち張り直す手間もなくなっています。
バンドソーは基本製材機とまったく同じ構造になっていて昔から変わってないんですね。
下へ一方向にノコが流れているのでキックバックの心配もなく意外と音も小さいんです。
重量は20.6kgですが取手もあって持ちやすくそれほど重く感じません。
今回は製材歴20年以上のカミヤが実際に使って感想を述べていきます。
●替刃について
SWB-300Wには5種類の替刃が用意されています。
また最初に付属されている刃の標準刃は中国製となっています。
その他の替刃は日本製で2000円ぐらいで買うことができます。
今回は標準刃と厚物用しか使いませんがまた次回以降で全ての刃の切れ味なども確認していきます。
●組み立て
梱包を開けるとテーブルが外れているのでまずはテーブルを後方から入れて取り付けます。
ギアがあってこのノブを回すことで簡単に角度調整が可能になります。
あとで微調整していきます。
材を押すためのプッシュスティックもフックを取り付けることで引っ掛けられます。
リップフェンスはワンタッチで取付可能。
●各種調整
まずは
角度調整ですがノコの直角を確認します。
私の持っているスコヤでは高さが足りなかったので木材を直角に切って90度を確認しました。
微妙にスキマがあったので赤枠のボルトを出し入れして調節します。
少しづつ調整してみてください。
直角が出たら指針を調整して0にしておきます。
今度は
ノコを張りを見てみます。
ノコ刃の張りは上のダイヤルで微調整できます。
ただ張りを調べるには感覚になっていきますが指でノコ刃を2kg~2.5kg程度押し込んで5mm程度が適当です。
測りを使って大体の感覚を掴み後ろに定規をあてがい測ってみると良いです。
ただ出荷時に結構いい感じで張ってくれているようですね。
今度は
ノコ刃の位置を調整します。
ホイールの真ん中にあると安定しますのでまずは場所を確認するためカバーを開けます。
カバーも一捻りで簡単に開きます。
調整は裏面のノブを回して調整します。
もし刃が中心より後ろにあれば赤い矢印方向に回して前に来るようにします。
刃が前にあれば逆の方向へ回してください。
少し回しただけでも結構動きますのでほんとにちょっとづつ回したほうが良いです。
微妙ですがノコ刃が中心に寄っているのがわかります。
調整したらホイールを回して慣らしてくださいね。
今度は
ブレードガイドの調整です。
SWB-300Wは珍しくベアリング方式を採用しているので希少です。
ベアリングは刃を挟んでいるものと、刃の後ろにあり全部で3箇所あります。
連動している2個の六角レンチを緩めてベアリングの位置を調整します。
横の六角レンチは前後の調整用です。下の方は刃先の付け根から1~2mm程度の場所にしておきます。
前から見てノコ刃を両サイドから挟んであるベアリングは概ね刃から0.5mm(はがき2枚分)のスキマを開けてください。
ノコ刃の後ろにあるベアリングも0.5mm(はがき2枚分)のスキマを開けてください。
ブレードガイドは上下にあるので下も同じ要領で調整します。
最後は
ベルトのたわみを見ますが出荷時は調整されているのでそのままで大丈夫です。
たまに確認して緩かったら後ろのモーターのボルトを緩めて張り直します。
これで調整は完了です。
Sponsord Link
●集塵ダクト
集塵ダクトは少し大きく
外径 約52.5mm
内径 約49.5mm
一般的な電動工具よりも径が大きいので合うアダプタがありません。
なので以前作ったサイクロン集塵機のホースを使ってみるとピッタリです。
ホースの先端にはセフティー3の4段ホースコネクターがピッタリ付きます。
●音量
音量を測ってみると約50.5dBだったのでかなり静かですね。
●切る
それでは切ってみますが加工可能サイズはフトコロ225mm、最大切削厚92mm程度です。
まずは杉の25mm×90mmの材をマイターゲージを使って横切りをしますがなるべくブレードガイドは下げたほうが精度は高くなります。
加工中の音量は多少大きくはなりますがそれほどうるさくはありません。
進行速度は結構遅いです。
ただ初めて切ると塗装の黒が結構付きます。
また切れ肌も丸ノコのようにはいきません。
ただマイターゲージをしっかり調整すればそこそこの精度を出すことができます。
今度は杉の25mmを縦挽きしますが予想以上に切れていく感じです。
厚み6.5mmの材を2枚取りましたが刃も泳がず結構精度は高いです。
ただし帯鋸なので切れ肌はそれほど良くありませんがサンダーで削ればすぐ仕上がりそうです。
今度はヒノキの60mmや90mmの材を挽いてみますが抵抗は大きくなりますが刃もブレることなく挽き割ることができました。
おが粉の様子を見てみますが今回はホースを外して集塵しませんでした。
結構細かいものが出ますができれば集塵機で吸ったほうが良いです。
その後も硬いアパを挽いてみますが問題なく挽くことができます。
あまり速く送るとムラも出ますのでゆっくり挽いてください。
精度も悪くありません。
今度は曲線を挽いてみます。
帯鋸の幅が狭いので結構な曲線も大丈夫です。
ただ急なRは刃が進まなくなり危険です。
でもこれぐらいのRならそこそこ簡単に切ることができます。
直角の精度は高いのでジグソーなんかよりずっと良いですね。
大きなRはすごく簡単に切ることできますのでベルトディスクサンダーと併用するとめちゃくちゃ面白そうです。
●ブレード交換
今度はブレードを変えます。
変え方は後ろのクイックリリースハンドルのレバーを下ろすだけで簡単に緩めることができます。
刃が狭いので交換はちょっと面倒ですがそれほど難しくありません。
刃を変えたらクイックリリースハンドルを張り直します。
張り直したらまた刃がホイールの中心にあるかだけ確認しておきます。
刃を厚物用に交換したのでヒノキとアパを挽いてみます。
刃の数は減ってあさりは厚くなったので少し音が大きくなりました。
刃の地金も厚いので押し込んでも刃のブレがない感じがします。
アパを強めに押してみると段差はできますが泳ぐ気配はありません。
ホゾなんかも簡単に加工できますよ。
●最後に
今回DIY用のバンドソーを使ってみたところかなり精度が高いことがわかりました。
まあもともと精度が出る機械ではないし切れ肌も悪いのでプレーナーやサンダーは必要ですが板を取ったりなど丸ノコでは危険な作業も簡単にできそうですね。
音も小さいし近所迷惑にも良さそうです。
ディスクサンダーと合わせたら端材で結構遊べると思いますよ。
正直オススメです。
私も家具作りのコーナーをカットするのはこちらを使えばよかったと思っています。
今後替刃をいろいろ試してみてどれぐらい切れるかやってみたいと思います。 Sponsord Link
いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
記事があなたのお役にたったらポチっと応援して頂けると励みになります!
↓↓↓クリックをお願いします↓↓↓
人気ブログランキング
コメントフォーム