以前収めたローテーブルがあるのですが、そのテーブルの天板が虫に食われました。
これ実はもともと欠点材だったので非常に安く購入できました。
その虫穴をパテ埋めして作ったのですが、数年したらボロボロとオガ粉が落ちてくると言うんです。
正直虫はもう出ていると思ったのですがまだ入っていたんですね~
とはいえ虫は白太部分にしか入らないのでそこを切り落とし、新たな材を巾接ぎします。
今回は虫が入ったのでこういった加工をしたのですが、古いテーブルの端だけ違う材を接ぎ合わせてもおしゃれになりそうですね。
動画もありますので参考にしてください。
木製のテーブルはいいですね。
自分で好きなように作ることが可能です。
このテーブルは8年前に知り合いに頼まれて作ったヒノキのテーブルです。
このテーブルが最近になってオガ粉がボロボロ落ちてくると言うんです。
実は安く抑えるために欠点材を買ってきて当時も若干の虫穴は見られたのですがパテ埋めして作りました。
その虫穴にまだ虫がいて進行してしまったんですね。
とはいえこんなことは稀で普通は製品にしたら虫は出ていくんですけどね。
それでは補修していきますので工程を見ていきましょう。
まずは天板と脚部分をバラしてブラック・アンド・デッカーのマウスサンダーで粗く落とします。
参考記事(動画付き)
安価なオービタルサンダー比較⑤【番外編】BLACK+DECKERマウスサンダーKA2000
マウスサンダーは細かい部分が削れるので良いのですがモンモンができるので最後はオービタルサンダーにポリネットシートの#240程度で仕上げます。
個のローテーブルは食卓で使ってたので油染みなどはどうしても残ってしまいますね。
まあこういった染みや傷などは生活でできたものなのでそれを含めて楽しみましょう。
天板の幅を落とします。
差し金で直角を出し1mの定規で直線を出します。
そこにベニヤのガイドを設置します。
丸鋸でカットして白太部分を落とします。
同じ厚みのヒノキ材を用意し、ジョイントカッターで加工してビスケットで接ぎ合わせます。
クランプで固定し1日乾かします。
天板は反ってしまうので端材を接ぎ合わせても若干の反りができます。
これを電気カンナや手鉋で仕上げるのはかなりの時間がかかるので今回は大型のプレーナーに通して終わりにします。
削った天板は長さをカットします。
エルアングルを使えば直角に切ることができますが、自作のベニヤガイドでも精度の高いカットができます。
参考記事(動画付き)
自作直角丸ノコガイド定規の作り方!500円でエルアングルと同じ精度を出す
コーナーもフタなどを利用しジグソーで丸くします。
ジグソーでは粗いのでサンダーで仕上げます。
トリマーで面を取ります。
ベルトサンダーで削ったら塗れた雑巾で湿らせ乾かします。
毛羽立たせたらオービタルサンダーで仕上げたら組み立てます。
参考記事(動画付き)
卓上ベルトサンダーのおすすめはリョービBDS-1010!使い方と注意点を動画で解説
オービタルサンダーおすすめのメーカーと価格は?ペーパーの種類番手とパッドの換え時!DIY初級編5
完成したらくるみ油を塗ります。
食卓に使う場合は水が溢れたりするのでブライワックスのクリアよりもくるみ油のほうが良いと思います。
2~3日乾かして完成です。
◆くるみ油
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価格:1,620円 |
参考記事(動画付き)
テーブルの天板の仕上げにおすすめオイルはくるみ油!初心者でも簡単ミスなしムラなし塗装!
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今回はヒノキを使いましたがヒノキは原板で長期保存しておくと白太に虫が入ります。
とはいえ場所に影響する場合があるのでどこでも入るわけではありません。
それに虫の入りやすい切り時期があって木が水分を吸い上げている春から秋ぐらいにかけてはあまり伐採しないほうが良いのです。
色も変わりやすく水分を吸っているので材も重くなります。
なので夏場に切った材は伐採したらすぐ板にしないといけないんですね。
しかも1~2年乾燥させたら製品に加工したほうが良いです。
これを5年6年と保管しておくと虫の入る確率が上がります。
でも一般的に建材に使われる材は伐採後の製品化も早くまず虫が入っていることはありませんので安心してください。
それでは今回の動画をご覧ください。
今回は7年前に納めたローテーブルに虫が入ったので幅を落とし、接ぎ合わせてみました。
同じヒノキを接ぎ合わせるのですがどうしても違いはわかってしまいます。
でもそれがアクセントになっておしゃれに仕上がったかなと思います。
こういった仕事は一応クレームということなので料金はいただけないのですが良い勉強になりました。
これを応用して古いテーブルなんかを修復しても良いですね。
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「テーブルの補修はDIYでできる!幅を落としておしゃれにはぎ合わせる」
を観ての質問です。
点板の塗装に「クルミ油」とありますが、完全乾燥にどのくらい時間が必要ですか?
私の認識では…
乾性油、半乾性油、不乾性油とかありますが、クルミ油は乾性油と認識しております。
他にも試したことはあるのですが、どの乾性油を使っても完全乾燥にはかなりの日数がかかる気がします。7日以上乾燥させた天板(木表面)でも、上に新聞を置くとオイルがにじんできます。
そんなものなんでしょうか?
使い方の注意点、乾性油の選び方など教えていただけると幸せます。
いわたさんコメントありがとうございます。
確かに乾かない油はありますがくるみ油は2~3日でほぼ乾きますが季節により多少の違いはあります。
ただし塗装後に乾いたウエスで何回かは刷り込むように拭き取ったほうが良いです。
長くても1週間あれば仕様にはほぼ問題ないと思います。