RYOBI(リョービ)スライド丸ノコはDIYに必要か?レーザー付きで値段抑えめTSS-192の使い方と調整方法

目安時間:約 18分
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RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (1)

RYOBIのスライド丸ノコ「TSS-192」を購入しました。

というのも以前もマキタのスライド丸ノコ用を紹介したのですがなかなか精度も高かったです。

 

しかしレーザーが付いていないのに4万円というのはちょっと高いかなと感じました。

以前からレーザー付きで安くておすすめのものを探していたのですが、2万円程度の海外のものは精度が低くおすすめできるようなものではないんです。

 

そこで白羽の矢が立ったのがRYOBIスライド丸ノコTSS-192なんですがこちらは3万円程度で購入できてしかもRYOBIなので精度も期待できます。

 

角度の調整方法やレーザーの調整方法なども解説しますね。

 

私はメール講座を会員さんに開いているのですが以前からこのスライド丸ノコを買った会員さんが「なかなかいいよ」と言ってたのでRYOBIのTSS-192をレビューします。

●RYOBI(リョービ)のスライド丸ノコTSS-192を使ってみた

まずはこちらの動画をご覧ください

 

RYOBIのTSS-192を買おうと思ったきっかけは会員さんが購入して精度がよいという情報は頂いてました。

 

私はRYOBIが結構好きなのですがマキタ日立には敵いませんがRYOBIってそこそこ良いもの作ってくるんですよね。

 

そしてちょっと安いので私は昔からRYOBIを使ってきました。

でこのスライド丸ノコ実はカインズホームの新春初売りセールで購入しました。

 

2019年のときもやっていたのを知ってたので今年2020年の年も販売すると踏んでいましたがやっぱり販売されました!

2019年の年末から予約セールやってたのでぜひ来年も狙ってみてください。

値段はAmazonより3,000円ほど安く送料込みで30,500円で購入できましたよ。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (5)

 

 

しかもカインズホームネット予約限定でCAINZチップソーも付いてます。

が動画では時間の都合で使えませんでした。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (6)

 

 

ですがAmazonで買っても33,000円程度なのでマキタのM244と比べてもかなり安いですね。

しかもレーザーが付いてます。

 

◆RYOBIのTSS-192

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リョービ(RYOBI) 卓上スライド丸ノコ TSS-192 618900A 【工具 電動工具 DIY ツール 工具 用品 大工 日曜大工 切断機 切断 丸ノコ 鋸 ノコギリ 電動】【おしゃれ おすすめ】[CB99]

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●RYOBIスライド丸ノコTSS-192のスペック

  • ノコ刃径:(外径)190mm、(内径)20mm
  • 切断能力:(ターンテーブル回転0°時) <ノコ刃傾斜左45°> 38×220mm、<ノコ刃傾斜0°(直角)> 51×220mm
  • 切断能力:(ターンテーブル回転45°時) <ノコ刃傾斜左45°> 38×152mm、<ノコ刃傾斜0°(直角)> 51×152mm
  • テーブル回転角度:(左)0~47°、(右)0~47°
  • 回転数:5,000min-1
  • 電源:単相100V
  • 電流:11.6A
  • 消費電力:1,100W
  • 電源コード:1.8m

●海外メーカーの安価なスライド丸ノコは精度が低すぎる

33,000円と聞くと高く感じるかもしれませんが海外製のもっと安いスライド丸ノコも存在します。

しかし、刃は切れないし精度も低い。

真っ直ぐ切るだけでもとても大変です。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (3)

 

 

これは以前の動画で実証済みなので参考記事をご覧ください。

動画ないではなるべく良い面を見ようと頑張りましたが精度が悪くても良いという人以外はおすすめできませんね。

 

チップソーも購入しないといけないので余分にお金がかかります。

安物買いの銭失いにならないように注意しましょう。

 

 

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●TSS-192を使ってみた

実際に開けてみると片手て持てる程度なので持ち運びもそこまで大変ではないです。

ぱっと見作りも良さそうでさすがリョービです。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (7)

 

 

ギリギリのラインで作ってくる感じはイメージ通りで2万円クラスと思うとかなり良いです。

TSS-192の特徴は最大切削幅が220mmというところ。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (9)

 

 

これを広いと見るか狭いと見るかですが、レールを1段にすることにより価格も下げられるしブレを軽減し精度も上がります。

スライドさせてみるとかなりスムーズではありますが若干のゴトゴト感はあります。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (11)

 

このあたりはマキタの最上級の物と比べると差が出ますがM244よりは良いですよ。

もちろん使用には全く問題ないです!

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (10)

 

 

さすが低価格の海外製と比べるとかなりいい感じですね。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (12)

 

 

ターンテーブルを回してみますが90度や45度でバチッと固定される感じで精度も高そうです。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (13)

 

 

材を固定させるクランプですが元の固定で+のネジになっています。

蝶ボルトやノブなどをつけたほうが良いかもしれませんね。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (22)

 

 

毎回ドライバーでの固定は面倒なので蝶ボルトやノブをつけてた動画を後で撮ってみました。

 

◆RYOBIのスライド丸ノコTSS-192のボルトカスタム動画はこちら

 

 

マキタにあったような長物用のガイドは別売りもなさそうなのでサポートローラーが必要かと思います。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (21)

 

◆Astage(アステージ) サポートローラー

 

コードはやや固めで経年劣化でもう少し固くなりそうです。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (15)

 

 

チップソーは刀匠(とうしょう)という190×2.0 72丁(スライド丸ノコ用)が付いていました。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (16)

 

 

レーザーは手元のスイッチですが防水になっているのでちょっと固めですね。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (17)

 

 

レーザーは初期の段階でかなりズレています。

調整方法は後で解説します。

 

 

切ってみると刃の切れはなかなか良さそうですよ。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (18)

 

 

おが粉の吸いはちょっと悪い感じはしますが集塵機などで対応したほうが良いかもしれません。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (20)

 

 

何回かスライドさせてみましたが精度も高く変な力を掛けなければ真っ直ぐ切れると思います。

 

■スライド丸ノコTSS-192の角度を調整

直角の90度測ってみると精度も高くバッチリ90度が出ていました。

このあたりはさすがRYOBIといったところです。

 

今回はたまたま90度が出ていましたがもし出ていないとか使っていて狂いだしたらここのボルトがあるので片方だけ緩めてください。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (24)

 

 

「微調整→ボルト固定→試し切り」を90度が出るまで繰り返し行います。

今度は垂直方向の90度図りますのでできるだけ厚い材を切って試してみてくださいね。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (26)

 

 

垂直もバッチリ出てます。

垂直が狂っていたらここにボルトがあるので出し入れして微調整をしてください。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (28)

 

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (29)

 

目盛りまでしっかり出てますので目視でしっかり検査しているんでしょう。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (30)

 

■TSS-192のレーザーを合わせる

ガイドの90度が出たら今度はレーザーをあわせますのでなるべく幅の広い材を置きます。

材を全部カットしないように溝を付く感じで切り込みを入れます。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (33)

 

 

この溝にレーザーがピッタリ来るよう狙います。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (34)

 

 

では刃を交換する要領で一度刃を外しますがここをドライバーで緩めます。

必ず電源プラグを抜いてください!

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (35)

 

 

するとカバーが後ろへズレます。

付属のレンチを使い、裏側の回転ロックボタンを押しながら回して緩めます。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (38)

 

 

逆ネジになっているので注意してください。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (39)

 

 

チップを当てないよう刃を外します。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (40)

 

 

基本は刃を材に近づけたときにぴったりになるように調整します。

ダイヤルが2個あるので微調整を繰り返します。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (41)

 

 

ちょっとクセがあるのでどう動くのか確認しながら気長にやりましょう。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (42)

 

 

照射する場所のせいか上と下で微妙にズレますがこの辺が精度の限界かもしれません。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (44)

 

 

なるべく材に刃が当たるぐらいのところでピッタリなるように調整します。

切っていく中で自分で補正しながら切るのが良いかもしれません。

 

ただしダイヤル自体を触ると全体が微妙に動くので使用中にずれる可能性は高そうな気がします。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (44)

 

実際に使うときは台や馬などに4隅を固定するようにしてください。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (46)

 

 

ターンテーブルを回しても高い精度で切ることができます。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (48)

 

 

ノコを倒しての45度もバッチリなので馬が簡単に作れそうですね。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (50)

 

 

■高さを任意に調整できる

この機能は絶対の欲しいのですが、溝を彫りたいときやホゾ加工したいときなどもこれで簡単にできます。

黒い部分を上げ下げすることでストッパーになります。

ネジを回すことで微調整もらくらくできますよ。

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (51)

 

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (52)

 

RYOBIスライド丸ノコTSS-192 (53)

 

 

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●RYOBIのスライド丸ノコTSS-192を簡単カスタムで使いやすくしてみた

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (1)

 

RYOBIのスライドTSS-192はかなりおすすめでもあるのですが、どうしても使いにくい点があります。

材を固定するクランプを止める部分が何故かプラスドライバーで締めないといけないネジになっているんです。

ここは毎回締めないといけないのでさすがにドライバーは面倒です。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (3)

 

 

ということでこのネジの部分を交換して簡単に締められるようにします。

まずは純正のネジの径と長さを測ってみると太さは6mm、長さは12mmでした。

では早速近くのホダカに行ってネジを探します。

今回選んだのはこの3種類。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (4)

・ノブボルト

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (5)

・ユリヤネジ

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (6)

・蝶ボルト

 

 

どれも1個100円程度なので2本買っても200円ほどで済んでしまいます。

 

ここで注意点があるのですがネジ山にはピッチというものがあります。

1回転させたら距離が何mm進むのか?という数値になります。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (8)

 

 

 

ピッチをみるのは両方のボルトを反対向きでネジ山を合わせてみればOK。

ピッチが違えば山が乗ってうまく合わさらないので一目瞭然です。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (9)

 

 

 

なのでできればお店に買いに行くときは純正のネジを持っていってください。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (7)

 

 

一番気に入ったのは「ノブボルト」です。

なんとなく純正っぽくて違和感ないですね。

外周も大きく締めやすいです。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (12)

 

 

 

今度はユリヤネジですが外周も小さいのでちょっと閉めづらいです。

でも弱いわけではありませんし最も安いのも魅力です。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (13)

 

 

最後は蝶ボルトです。

これは一番強く締めることができますし回転も早く回す事ができます。

でもちょっと見た目悪いですよね。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (14)

 

 

取り付けてみたらスライド丸ノコを回転させたり切ったりしてみて当たらないかどうかだけ確認してくださいね。

こういった視点って大事で他にも使える可能性があるので色々探してみてください。

RYOBIスライド丸ノコ簡単200円カスタム (16)

 

 

●マキタのM244は?

4万円での価格だとマキタのM244があります。

でもマキタM244は312mmの幅が切れるのですがレーザーが付いていません。

 

しかもスライドがゴトゴトいってどうもスライドのスムーズさに欠けます。

 

もちろん切るだけならやはり精度が高くておすすめなんですが4万円出すなら7~8万円の最上級のものを購入したほうが良いかなと思います。

 

 

●最後に

スライド丸ノコのような大きくて高価は工具は実際に使ってみないとわからない点が多いです。

今回しようしたRYOBIのTSS-192の作りを総合的に見るとかなり良いと思いますよ。

 

2万円クラスの海外製と比べると格段に作り精度とも良いです。

マキタのDIYモデルのM244のほうが僅かに作りが良いかなと感じましたが大した差はないと思います。

 

最大切削幅は220mmと狭いですがスライドもマキタより良好だし、ゴトゴト感も少ないです。

しかしスライドを1段にすることで精度を上げ値段を下げているので220mmで事足りる人にはおすすめできると思います。

今回は直角、垂直ともに90度がしっかり出ていたのでRYOBIの質の高さを感じることができました。

 

最大の特徴であるレーザーは少し精度に疑問点が残りますが自分の中でクセを掴んだり補正して対応すれば問題ないかなと思います。

 

これで満足できない場合はマキタや日立の最上位モデルが7~8万円で購入できるのでそちらをおすすめします。

 

あとサポートガイドは必要なのとクランプを固定する部分を+ネジからノブ付きに交換したほうが良いと思います。

集塵能力も少し悪いので集塵機の併用も考えたほうが良いかもしれません。

今回はたまたまカインズホームの初売りで安く変えたので興味がある人は年末に狙ってみてください。

 

こんな人におすすめ

・予算が3万円程度

・切削幅が220mmでもOK

・とにかくレーザーが欲しい

・一般的使用である程度の精度が欲しい

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