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●【超!高精度】木工でSK11の卓上ボール盤SDP-300Vを使ったらスゲ~良かったよ
まずは動画をご覧ください。●今回動画で使用した工具・アイテム
◆SK11 卓上ボール盤 SDP-300V ▼購入はこちら▼ ◆SK11 伸縮式ロックハンドクランプ ▼購入はこちら▼ ◆スターエム竹用ドリルビット ▼購入はこちら▼ ◆
スターエムドリルストッパー ▼購入はこちら▼ ●SDP-300Vを選んだ理由
木工でボール盤はかなりの精度が期待できますのでまっすぐ穴を開けたい人にはおすすめです。
以前藤原産業さんへ行ったときにレビューしてほしいものアンケートを取ったのですがそのときにもボール盤のレビューの要望は多かったです。
しかしボール盤は高価だし、安価なものは精度が心配ですよね。
確かに上のグレードのSDP-600VやSDP-600RVはかなり高価になります。
でもSDP-300Vは15,000円程度で流通してますし、楽天24で購入すれば15%割引(3点以上購入)になりますよ。
これで精度が良ければ最高ですがそのあたりを見ていこうこと思います。
●SDP-300Vの組み立て
SDP-300Vは買ったらすぐ使えるわけではなく組み立てなくてはいけません。
組み立ての様子や注意点も解説していきます。
まずは油が多いので軍手をつけてウエスを用意しておいてください。
あと14mmのスパナが必須で19mmのスパナは角度調整時に使うかもしれませんので用意しておいてください。
まずは箱からすべて出しておきます。
ベースプレートに支柱を立てます。
付属のボルトのバネワッシャーを入れ14mmのスパナで固定しますが14mmのスパナは用意してください。
ワークテーブルを差し込みます付属のノブで固定します。
本体を差し込みますが重いので注意してください。
本体はイモネジ2箇所で止まっているので付属の六角レンチで固定します。
ハンドルを3本ねじ込みます。
上部のフタのネジを外して開けると変速プーリーが入っています。
蝶ボルトを緩めてモーターを手前に引くとベルトが緩みます。
ベルトを掛け変えて好きなスピードにしますが速いとパワーが無くなり、低速だとトルクが増えます。
今回は中速にしておきます。
モーターを押し込み蝶ボルトを締めて固定します。
フタにベルトカバー用ノブを取り付けておきます。
次にドリルチャックを差し込みます。
捨て木を置いてチャックの爪を開いてハンドルを回し下へ押し下げることで固定されます。
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●バイスについて
付属のバイスは65mmまで開きますが狭いときは別売りで75mmの
DPV-75や
DPV-100などもあります。
ただ穴の位置がややズレているのでボルトを細いものに変えるか3箇所だけ固定などして対応してください。
いぜん紹介したクイックバイスV-65Aは取り付けできません。
ワークテーブルにバリがあるときは削っておきましょう。
●試運転と回転数
それではスイッチを押して回してみましょう。
すげー静かです。
ガタなどないし、作りも結構いい感じがします。
中速では音量はとても静かです。
回転数は5段階に別れていて50Hzと60Hzで多少違うので注意してください。
60Hzでは中速は1500回転なので一般的なドリルドライバーの中速ぐらいです。
基本は中速で良いかなと思います。
低速1は700回転とドリルドライバーのLowぐらい。
高速5は3000回転なので電気ドリル並の速さなので木工では早すぎると思います。
●注意点
では実際に加工する前にボール盤の注意点を解説します。
ボール盤では木工のドリルビットが使用できますが、先端がネジ状になったものは使わないようにしましょう。
先ネジタイプといって推進力があるため回転させるとどんどん掘り進んでいってしまいます。
すると途中で止まらずにハンドルを上に持ち上げたときに材まで持ち上げたり、ビットが抜けたりして危険です。
なので必ず先端が尖った先三角やF型ドリルを使ってください。
あとスターエムの竹用ドリルなんかも良いです。
ウェーブカッターやボアビットドリルなんかも良いですね。
●垂直を確認して調整する
つぎに垂直かどうかを調べますので端材の裏表同じ場所に印をつけておきます。
スコヤを当てて測るのも良いですが実際に開けてみたほうが正確です。
今回はスターエムの皿取錐の10mmを取り付けましたが下穴錐でもわかりやすいです。
まずは材の表裏の同じ場所に印を入れておきます。
固定は伸縮式のロックハンドクランプがおすすめですのですぐに締められるように待機しておきます。
ボール盤を回さずに中心を捉えて刺しておきます。
ここでハンドルで刺しながらクランプを固定しておきます。
場所が決まったら穴あけ加工します。
出口を見てみると1ミリほどズレているのがわかりました。
ズレているときはワークテーブルの下に19mmのボルトが止まっているのでこれを緩めて調整します。
19mmのスパナは用意してください。
微調整は難しいですが目盛りを見ながら少しづつ調整しましょう。
調整が済んだら下穴錐などで垂直を確認します。
確認してみるとバッチリ垂直がでていました。
●穴あけ加工
それではスターエムの10mmの竹用ビットで穴を開けてきます。
普通に開けるには音も静かでブレもまったくなく正確です。
Amazonのレビューにはブレが大きいと書いてあることもありましたがどれだけの精度をもとめているんでしょうね。
では少し中心をズラして横の穴にかかるように開けてみます。
穴が重なってもまったくブレません。
更に中心が横の穴の中に入ってしまう状態ではどうでしょうか?
こちらもまったく問題なく開けることが可能です。
こういった加工は手持ちでは無理なのでかなり精度が高くブレが少ないことがわかります。
以前垂直ドリルスタンドをやりましたが、細かい精度はボール盤のほうが高いでしょう。
ただ竹用ドリルの性能も高いことがわかります。
ではついでにスターエムのドリルストッパーを使用してみます。
垂直に降りているので傾くこともないしストッパーが当たった瞬間に回転が止まるのでわかりやすいです。
ただドリルビットの長さが足りないのでもっと深くしたいときはできないですね。
しかし精度は高いし深さも均等でサクサク進むので面白いですよ。
他にも18mmのF型ドリルをつけて穴あけをしました。
18mmあるので抵抗は大きく回転も落ち気味です。
しかし竹用ドリルよりは多少見れ味は落ちますが穴を重ねても問題なく加工することができました。
もし回転が落ちるような場合はベルトを掛け変えて一段遅くしてみてください。
1点残念なのはキーが保持できないことですね。
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●目盛りを使う
今度は目盛りを使ってみましょう。
目盛りを使うことで深さを均等にすることが可能です。
まずはゼロ地点を決めここから20mm掘ることにます。
今回はF型だったので軽く皿が取れるぐらいにしておきます。
この時点で目盛りは22mmです。
ここから例えば20mmの深さにしたいときは42mmまで掘り進めます。
42ミリまで来たら深さはそのままでダブルナットを当たるまで下げしっかり固定しておきます。
こうすれば同じ厚みの材であれば20mmの深さを何回も開けることが可能です。
●速度の違い
では変速するとどれぐらい違うのか、5段階あるうちの低速1、中速3、高速5で違いを見ていきましょう。
まずは先程穴あけ加工していた中速3から。
18mmのF型なのでやや抵抗はありますが、普通にあける分には問題ありません。
次に高速5で回してみると少しゴトゴト音がします。
すると加工音も大きくトルクも弱いです。
ゆっくり当てても回転が止まってしまうので18mmの加工にはキツイですね。
このあたりは300Wのモーターだと仕方ないところではあります。
次に低速1ですがこちらは遅いので加工できないことはないですがもう少し欲しいですね。
木工ではとりあえず中速3がおすすめです。
●まとめ
今回は卓上ボール盤SDP-300Vを使ってみました。
正直15,000円程度でここまでの精度と作りであればまったく不満はありません。
場所のある人にはおすすめです。
Amazonレビューには結構ヒドイことが書かれていましたのでちょっと心配でしたがたまたまハズレだったんでしょう。
もし軸ブレなどがあれば販売店に聞いてみてくださいね。
伸縮式ロックハンドクランプもすごく使いやすかったので楽天24で一緒に買うと15%引きで購入できますよ。
コスパは最高に良いのでぜひ使ってみてくださいね。
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