今、私の生徒さんで「キッチンにおく棚を作りたい」という主婦のAさんをサポートしているのですが、その方に試しに小さな棚を作ってもらったのですが、色々問題点がありました。
そのときに埋木についての対策動画を作ったのですが、細かく説明したい注意点があったので新しく記事を書くことにしました。
問題点は埋木の穴を開ける時のドリルの入れ方と埋木の方法ですが、今回は埋木について詳しく解説いたします。
実際にAさんが作っている最中の動画はこちらの記事を御覧ください。
関連記事はこちら
棚の作り方基本スキル!コーナーの仕上げや電動ドリルについて【DIY個別教室】キッチン棚を作る⑤
まずは動画を御覧ください
埋木には大きく分けると2パターンあります。
まずは板材の長手のほうがから取った材の丸棒を使う場合です。
私は普段手間がかからないのでヒノキの10ミリの丸棒を使っていますがすでに加工されているので面だけ取って入れるだけなのでとても簡単です。
ホームセンターで1mで100円程度で売っています。
ただこの場合、目が木口が出るので柄が変わってしまうし、仕上げも板目のとは違うのでノミで削ったりできないというデメリットはあります。
また杉の赤味の板の場合、丸棒がヒノキになるので完全に板と違った材ということがわかってしまいますがアクセントと考えれば全く問題ないです。
杉の白太とは似ているので気にならないんですけどね。
もう1パターンは板目の材から丸棒を作る方法です。
この方法は1個1個作らないといけないので手間がかかるというデメリットはありますが、目が揃うし、同じ材の切り出しから取れば柄がかなり近いところで揃えることができます。
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今回は埋木を作ることができるビットがあるのでこちらで作ってみたいと思います。
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私は普段から埋木は10ミリに決めているので、10mmですが、他にも8mm、9mm、12mmなどがあるのでお好みで選んでくださいね。
取り付けは6角になっているので電動ドリルでもインパクトでもどちらでも取り付けることができます。
ただインパクトだとショックがあるので原板がやわらかいと砕けてしまうことがあります。
動画では砕けなかったですが(汗)、砕けてしまうことが多いです。
インパクトでのコツはまずズレない程度に抑え、はじめはゆっくり回し、ズレない程度の傷をつける感じで回します。
ズレなくなったら抑える力を抜き、インパクトが効かない程度に早く回すと勝手に吸い込まれるように潜っていきます。
電動ドリルでは振動がないのでスロットル開度でスピード調整してください。
ここで木栓を取り出すまでには2つの方法があるのですが、
一つは完全に下まで貫通させる方法です。
傷がつかないように下板は忘れないようにしてください。
貫通させるとビットの中に木栓が出来上がりますが、ここでも注意が必要で今回の動画では20mmでやったので、厚すぎて木栓がビットの中でギリギリ取り出せない状態になりました。
なので10mm~15mmぐらいの板でやるとよいですが、あまり薄いと埋め込むのにやりにくくなるので注意してくださいね。
でもわざわざ20mmの端材を薄くするのは面倒です。
そこでもう一つの方法は、途中で止めてしまう方法です。
先ほどと同じ手順で穴を開けますが、途中まで穴を開けたら一度抜きます。
そうしたらマイナスドライバーなど溝にツッコミ下から折ってしまいます。
そうするとちょっと短い木栓が作れます。
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ここで木栓の目を見てほしいのですが、左側は6本年輪があり、右側は2本しかありません。
なるべく原板の埋木にすぐ場所の目に近いものを選びましょう。
ただここでも注意する点があり、木栓を作る場所によっても全く変わってしまうのですが、左の6本年輪の入った木栓も裏返すと全く違う目になってしまいます。
この場合はなるべく本柾の目でとると変化がなくなります。
まずは丸棒で埋木をしてみます。
ボンドはほんの少しにしてくださいね。
そのまま入れてしまうと径がちょうど10mmなのでどうしても傷がついたり、入り口が凹んだりします。
なので面を必ず取りたいのですが方法としてはカッターで軽く削るか、ペーパーで削って面をとってください。
もう一つの方法としては、11mmの鉛筆削りを使うと簡単に面を取ることができます。
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金槌でたたきアサリのないノコをでほぼ平らに切ります。
このとき微妙に刃先を上げ浮かせると傷がつかないですが、平らにして傷がついてもサンダーで落とせるぐらいなのではじめは平で良いと思います。
切り離すときは折れてささくれる場合があるのでしっかり左手で持って引き上げる感じで切り離します。
あとはサンダーで削れば完了ですが、段差があるときは金槌の丸いほうで叩いて潰す感じにしてもよいです。
最後はサンダー似#240程度のペーパーを付け削ってくださいね。
ノミで削ることも可能ですが、木口は硬いので注意してください。
アサリのないノコ
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木栓も同様に10mmなので鉛筆削りで削って面を取ります。
短い場合はペーパーなので削って面を取りますが、向きが板目なので強度はもろいです。
砕けないように注意してください。
削ったら穴に入れ金槌で叩きますがこのときも小さいので斜めに入ったりします。
あまり無理に叩くと年輪の目に沿ってボロっとズレてしまうので注意してくださいね。
後は同様にアサリのないノコでカットします。
木栓の場合はノミでの加工が容易なのでノミやカンナで削って軽くサンダーで仕上げればOKです。
両方の画像を見るとわかりますが、板目を使った木栓のほうが見た目が近くなりますね。
埋木はいろんな場面で使えるのでなるべくキレイにできるようにできるように練習をしておきましょう。
丸棒と自作の木栓と特徴が違うので自分のやりやすい方や好きな方を選んで試してみてください。
会員さんのYさんから質問をいただきました。
質問はこちら
カミヤ先生。
いつも、大変お世話になっております。
さて、今回 先生から以前に送っていただいた20ミリの杉で簡単な踏み台を作りました。
ビス隠しをするために、埋木用のビットを使って ダボを取ろうとしたところ、写真のように グスグスに崩れてしまい、うまくいきません。
ちなみに 松(写真の奥)だと、うまくいきます。
杉では無理なんでしょうか?
行き詰まってしまいました。
コツがあれば、教えてください。宜しくお願いいたします。
カミヤの解答
インパクトだと振動で木栓が壊れるので電動ドリルドライバーでやってみてください
その後メールをいただきました。
ありがとうございました!
早速電動ドリルで、試したところ うまくいきました。
あまり強く押し付けないようにして、高速回転で、回すときれいに 行きました。
アドバイス本当にありがとうございました。
松の場合はインパクトで問題なくいけていたのに、木の種類によって、こんなにも違うは・・
何事も経験ですね。
先生には本当に感謝です。
無事上手くできてよかったですね!
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