丸ノコを使ったことがない人でも縦引き(挽き)が真っ直ぐできるようにします。
用意するのは3~4ミリ程度のベニヤですので格安に自作することができます。
DIY初心者の人でも丸ノコさえ覚えれば90度もバッチリ切れるようになりますが、順序が大切です。
この治具から基本となり、この治具を使って色々カットできるので重宝します。
今後も丸ノコ用の治具を作りますが全ての基本となるのでぜひ一緒に作っていきましょう。
もくじ
まずは動画をご覧ください。
続きの動画は記事の中腹にあります。
では今回使うベニヤガイドを自作するために用意するものを見ていきましょう。
4ミリのシナベニヤは滑りが良いので使いますが、普通のラワンベニヤでもOKです。
ホームセンターで買っても1000円でお釣りが来ます。
厚みも3ミリでも良いのですが、ちょっと反りが気になる場合があるので4ミリにしました。
ただしあまり厚いと刃の切れる深さが浅くなっていくので注意してください。
直進を出すために1mの定規は揃えておいてください。
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必要なものはこれだけですが、事前に用意しておきたいことがあります。
それはベニヤをホームセンターのパネルソーでカットしてもらうこと。
もちろん自分でカットしても良いのですが、まだ丸ノコが使えないうちに切ることはできません。
まあ精度の高いスライドテーブルソーがあれば別ですが。
ベニヤ自体は数百円だしホームセンターは20円ぐらいでカットしてくれます。
ただしそれには丸ノコのベース端からノコ刃までの距離を把握しておかないといけません。
大体90~100ミリ程度になってますが一度測っておいてくださいね。
このとき電源プラグは必ず抜いておいてください。
今回使うマキタの充電式の丸ノコは約100ミリ。
私がオススメしているハイコーキの1万円丸のこは約90ミリでした。
大きくても100ミリ程度なので今回は100ミリとして作っていきます。
ギリギリの場合は鋸しろもあるので注意してくださいね。
ベニヤの巾は300ミリなので100×2を引くと50ミリ余ることになります。
鋸しろやズレを考えても45ミリあればちょうどぐらいになるので250よりちょっと長く252ぐらいで切ると良いかも知れません。
これが260と40ミリになってもOKですが、あまり巾が狭くなると歪の原因になるので注意してください。
材料が用意出来たら250ミリと45ミリの材の中心を墨付けします。
断面にも墨付けしておいてください。
45ミリの材の裏にボンドを塗って貼り付けます。
ボンドがはみ出たら必ず拭き取ってください!
中心線をあわせしっかり押し込みます。
このときグニグニ動かすとボンドがしっかり伸びて段々固くなります。
固くなったら中心線を再度合わせ定規を添えて直進を出します。
概ねよければ巾が丸ノコの巾より大きいことを確認してください。
良ければハンドクランプなどで固定し、重しを乗せて2時間~半日以上乾かします。
乾燥したら丸ノコで巾を落とします。
カットする時に注意点は
・先端をしっかりくっつけること
・材に当たる前に刃を回しておくこと
・スキマに注意すること
・ゆっくり進むこと
になります。
刃を先に回しておかないと材が跳ねるので注意してください。
丸ノコはガイドのピッタリくっついていないといけません。
はじめからピッタリくっつけようとすると外側に向いてしまう可能性があるのでまずは先端だけくっつけて刃を回転させ、スタートし、ガイドにくっつくように切っていきます。
切るのはゆっくりで大丈夫です。
切り終わりは抜けるとグラつく可能性が高くなるので慣れるまではピタッと止めてしまうほうが良いと思いますよ。
はじめはグラつくと思いますが、もし失敗しても再度やり直せば大丈夫です。
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では実際に切ってみましょう!
続きの動画はこちら
会員さんからの質問で「丸ノコで常に同じ場所が切れない」とか「数枚切ると長さが揃わない」などの質問をいただきます。
常に同じ条件で切ることが大事で、鉛筆をしっかり削り尖らせ、同じサシガネで測り、同じ場所に墨をつける。
基本的ですが、練習して慣れるのが一番かなと思います。
切るときも同様で、墨線の真ん中に丸ノコのチップソーの左側が通るように心がけます。
切るときはハンドクランプで固定すると良いです。
切る深さはベニヤガイドの厚み分があるので忘れないようにし、出具合は5~10ミリ程度にしておくと良いですよ。
切るときはとにかくベニヤガイドとベースのスキマが開かないように注意しましょう。
切った後は断面がベニヤガイドと巾が同じか見てみましょう。
もし段差があればもう一度丸ノコを通してくださいね。
このベニヤガイドがあれば可能ですのでぜひやってみてください。
ベニヤガイドは高い精度で切ることが出来ますが、あまり硬い木や厚い材を切るときは注意してください。
刃に抵抗がかかりすぎて歪んで泳ぐ場合があります。
すると刃が内側に食い込んでベニヤガイドを傷つけることがあります。
他のも丸ノコが経年劣化で深さ調整のステーが歪み浅いときと深いときの差が出ることもあります。
そんなときはダメージを受けたベニヤガイドは巾の狭い丸ノコやトリマー用におろしていくと良いです。
今回はマキタの充電式は100ミリでハイコーキのFC6MAは90ミリなので100用は90用に落とすといった感じですね。
最終的にはトリマーガイドにもなるのでかなり長いこと使えますよ。
切った材は定期的に1mの定規で真っ直ぐかどうか確認してください。
2mの定規があれば1.8mのベニヤで作ることも可能ですよ。
丸ノコ用の縦引き(挽き)に最適なベニヤガイドを作ってみましたが、これがあれば直進挽きができるのでぜひ作ってみてくださいね。
値段も1000円もかからないぐらいでしょう。
次回以降はこのベニヤガイドを使っていくつか治具を作ってみようかと思いますので楽しみにお待ち下さいね。
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