ここ最近マキタのジョイントカッターの紹介をしてきました。
今までは100VのジョイントカッターPJ7000を使ってきましたが、今回は充電式のPJ140Dを使って作ろうと思います。
ちょうどお得意様から玄関の踏み台を作って欲しいとの依頼でしたので、以前動画でやった「留め継ぎ」と「コーナージョイント」を使った応用編ということで作ってみました。
材料はヒノキですがB品が出たのでその材料を使ってみました。
値段や図面なども紹介します。
もくじ
まずは動画をご覧ください
今回用意した材料は「ヒノキ」です。
厚み40mm板幅300mmでしかも節がほぼありません。
普通に購入すれば1枚5~6千円はするでしょうが、実は「風揉み」と呼ばれる欠点材なんです。
これは台風などで風が強く大きく揺れたとなどに木の内部にエミが入ってそのまま大きくなったときに現れます。
年輪などを見ると、伊勢湾台風でできたものかもしれません。
強度的に大丈夫?と思うかもしれませんが、建築材の構造材には使えませんが人が乗ったぐらいではまず折れるようなものではありませんので、内装などに使う分には全く問題ありません。
天板は
0.8m 40×300mm
脚材は
0.8m 25×120mm 2枚
で、脚材も節はありません。
値段はおよそ7000円と言ったところです。
天板(欠点材) 3000円
脚2枚 4000円
今回は欠点材が出ましたので天板を半値にすることができました。
図面はこちらをクリックしてください。
今回用意したのは、マキタのジョイントカッターPJ140DZです。
※14.4Vで同タイプの18Vもある
こちらはバッテリーがついていないものなので割りと安く購入することができました。
インパクトなどがマキタでバッテリーを共有できるのなら割安ですが、そうでなければ100Vの物が良いかもしれません。
パワーはバッテリー式のほうが若干落ちる感じがしますが、ゆっくりやればさほど問題はありませんでした。
コードが無いのでその点は取り回しが楽だし、スイッチの場所もやりやすかったです。
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天板が反っていたので自動カンナをかけることにしました。
以前も反りを天日干しで直す方法を紹介しましたが、さすがにこの厚さだと反りを直すことができません。
材を入れるときは木裏の膨らんだ方から削ります。
木端(コバ)も日焼けしていたのと直角を出すため手押しカンナで削ります。
動画では出ていませんが、削った面はサンダーで軽く仕上げておきます。
ポリネットシートの#240ぐらいで仕上げてくださいね。
玄関は最初に見えるところなのでなるべくキレイな目の通った面をなるべく出してください。
カットはスライド丸ノコを使用し、脚材を45度にカットしました。
スライド丸ノコは高いですが、揃えておくとホントに重宝します。
ジョイントカッターの加工する場所をしっかり出しておかないと留め継ぎのスキマになるかもしれませんので、罫引きで正確に線をひいておきます。
天板はチリの分があるので10mm控えて線をひきます。
その線に材を合わせクランプで仮止めし、ジョイントカッターで加工する場所に墨を打ちます。
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ジョイントカッターの調整をし、墨を打った場所に加工します。
必ずいらない材で加工し、寸法があっているか?確かめてくださいね。
線に合わせ加工をしていきますが、ジョイントカッターはどこから見ても線がわかるように工夫されています。
安定した向きで慎重に加工していきましょう。
小さい材の加工には「馬」がホントに役立ちます。
是非作ってみてくださいね。
留め継ぎはジョイントカッターのガイドを外し45度に設定、小さなビスケット(#0)を使います。
加工が終わったら脚の材料の留め継ぎ部分にボンドを塗っていきます。
溝にもしっかりボンドを入れビスケットをはめ込みます。
この時斜めにならないように注意してくださいね。
はめ込んだらハタガネやクランプで縦横から締め込むように固定します。
スキマがないようにしっかり締めてください。
あまりキツイと材が凹むので当て木などしてください。
ひと晩乾かしておきます。
脚が完成したらクランプ等を外し天板の加工部分にボンドを塗りビスケットをはめ、脚を組み付けます。
これだけ数があると結構キツイのでしっかり叩き込み、クランプやハタガネで固定します。
天板には必ず当て木をして凹まないようにしてください。
トリマーで面を取り、サンダーで仕上げ、留め継ぎの下ところは軽くサンダーをかけ完成です。
ほとんどスキマはわからないほどくっつきました。
普段ならくるみ油などを塗るのですが、依頼者はお年寄りなので滑るといけないので無塗装にしておきます。
ちょうどタイミング良く踏み台の注文が入ったのでジョイントカッターの応用編として動画を撮りました。
マキタのジョイントカッターPJ-140Dは作りが良いので精度が高く使って安心感があります。
こういった工具こそDIY初心者さんが使って時間を短縮し精度をあげていって頂きたいですね。
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