今回はHiKOKI(ハイコーキ)のDIY用のスライド丸ノコFC7FSBを使ってみました。
正直これはおすすめできますがレーザーは付いていませんが精度的にはさすがHiKOKIと言ったところ。
精度や使用感についてはあとで詳しく解説していきますが「HiKOKIのDIY用の丸ノコをレビューしてください」という声はたくさん頂いてました。
このクラスのスライド丸ノコは4万円ほどするのですが以前にも「マキタM244」や「RYOBIのTSS-192」を使ってきましたがそれらを使ってみた感想を動画にします。
スライド丸ノコでは中級クラスですがやはり精度は気になるし高価な買い物なので失敗したくないですよね。
私なりの感想ですが参考になれば幸いです。
もくじ
まずは動画をご覧ください
スライドマルノコって精度が高くなるし直角もラクラクカットできるのでDIYの工具としては絶対欲しい機械でもあります。
また手で持つ丸ノコでは切れないような小さな材もカットしやすいです。
電動工具といえばマキタとHiKOKIが有名ですが以前やったマキタのM244は正直スライドがゴトゴトであまりおすすめできませんでした。
他にもRYOBIのTSS-192を紹介しましたがRYOBIにはレーザーが付いていました。
しかしレーザーの合わせにくさや最大切削幅が220mmと不満な点もあります。
そこで今回はHiKOKIのスライド丸ノコFC7FSBの精度を上記2機種と比べて見たいと思います。
上記の2機種はこちらを参考にしてみてくださいね。
◆HiKOKI(ハイコーキ)DIY用スライド丸ノコFC7FSB
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◆HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 卓上スライド丸のこ FC7FSB
FC7FSBの相場は37,000円ぐらいですが私はYahoo!のポイントやPayPayボーナスで実質33,012円で購入できましたよ。
PayPayを使っている人は是非活用してみてくださいね。
では付属品を見ていきます。
重量は11kgで片手て持てるぐらいです。
まずはターンテーブルのハンドルを取り付けます。
ターンテーブルのはロックなどなくそのまま回し45度などの調整も簡単です。
バーは片側1個付属ですがノブが回しやすく固定も簡単です。
バイスも取り付けますが固定ネジが超硬いのでパイプクランプで回しました。
木端巻き込み防止ガードが付いていますので細かい幅落としも安心ですね。
深さ調整のボルトもあるのですがこれは嬉しい装備ではあるのですがとにかく使いにくい!
一度設定して深さを決めても次にすべて切断したいときはボルトを回して中に入れないと行けないんですよ。
ということで別動画で解決策を作ったのでもう少し下に掲載するので後で見てくださいね。
ただしスライドの感じは3機種で最も良いですよ!
多分ベアリングの質が良いのでしょうね。
マキタのスライドは結構ゴトゴトしていてゆっくり進ませようとするとできないぐらいでした。
RYOBIもマキタほどではないですがやはりゆっくりが進ませづらかったですね。
もちろん7~8万円のフラッグシップ機と比べると劣りますがまずまずだと思います。
角度調整は3つのボルトで止まってますので調整してくださいね。
刃を交換するレンチはどこかにくっつけておくことができませんので無くさないようにしましょう!
ダストパックも付いてますが径がなかなか大きいですね。
付属のチップソーは190×72Pのスライド用の刃が付いてます。
角度調整はボルトの出具合で調整可能です。
ピンを抜くことによって片側5度まで傾けられるのもよく考えられてますが抜けてしまっていて直角がズレることもあるので注意してください。
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まずは試し切りをしてみますが前回紹介したRYOBIのスライド丸ノコで切った「刀匠」と比べてみます。
比べてみると刀匠が良すぎるのかHiKOKIのほうが若干切れが悪い感じですかね。
ただ普通に使う分には問題ないレベルになります。
丸ノコ自体の設定はバッチリで出荷時に調整して販売しているとなにかで読んだんですがここはさすがHiKOKIですね。
斜めカットも十分精度が高いです。
まあ弱点というほどではありませんがノコの回し始めの反動が大きい感じはしますね。
しかし直進の安定性は抜群ですよ!
何回かカットしてダストパックを見てみると集塵もなかなかしっかり吸っています。
もし集塵機を取り付けたい人は内径55mmまで入ります。
外径は60mmピッタリなので参考にしてみてくださいね。
使ってみて感じた注意点はトリガースイッチに安全装置みたいなものがないのでボタンひとつで回ります。
切っているときは良いですが刃を交換するときは必ず電源プラグを抜いてくださいね。
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純正のチップソーも悪いわけではありませんが多少ボソついたり、バリもあるのでもう少し切れそうな刃を探してみました。
動画をご覧ください。
今回チョイスしたのは165mmでは切れ味、安定感ともに抜群の藤原産業「くろ+」と165mmではそこそこ安くて切れ味もトップクラスのヤマシン「キングタイガー」です。
他にもスライド丸ノコ用のチップソーはあるのですが正直値段が高すぎる気がします。
DIY用のスライド丸ノコに4,000円のチップソーって結構な出費ですよね。
なので4,000円いかないぐらいのチップソーをチョイスしました。
ただしスライド丸ノコ用のチップソーは2.0ミリと鉄板が厚いのでブレ防止やたくさん切ることを想定して長持ちさせるように作られているので切れがめちゃくちゃ良いという刃が少ない傾向にあります。
◆くろ+ 165×2.0×72P スライド丸ノコ用
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◆キングタイガー 165×2.0×72P スライド丸ノコ用
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実際に切ってみると「くろ+」>「キングタイガー」>「純正」の順で切れましたが値段を考えるとキングタイガーのほうがくろ+より1,000円ほど安いので納得ですかね。
予算を抑えたい場合は2,600円程度の「キングタイガー」、切れ重視の場合は3,500円程度の「くろ+」が良いかなと思います。
しかし最後に165ミリの「くろ+」と比べてみたところめちゃくちゃキレイなんです。
こうなると根本的に作りが違うというか用途が違うといったところですかね。
それにチップソーについては165ミリが最も球数も多いので力の入れ具合も違うと思うし、安定した供給ができるのかもしれません。
他にもあるかもしれませんが今後動画にしていきたいと思います。
前回の動画で「くろ+」と「キングタイガー」のスライド丸ノコ用の動画を使ってみました。
両方とも純正のチップソーよりは切れるのですがもうちょっと切れが良かったり、安価だったりといったチップソーがないかな?と探してみました。
そこで以前紹介したトリガーの85mmのチップソーを思い出しました。
SK11の充電式丸ノコやマキタの10.8Vの丸ノコは85ミリという特殊な大きさで全然売ってないんですよ。
で、トリガーの85mmの「ウッドソー」という刃を使ってみるとマキタ純正よりも切れが良かったんですね。
なので今回はトリガーの製品の中からスライド丸ノコ用や厚みが2.0mmあるようなチップソーを3枚探してみたので切り比べしたいと思います。
動画はこちらをご覧ください
★動画編集中
ただトリガーは種類が多くどれがどれだか分かりづらいのでリンクは貼っておきますね。
いつもはAmazonや楽天、Yahoo!などで紹介しますが、探せなかったので直接リンクを貼っておきます。
今回使用したものはこちらになります。
※各ショップ名をクリックしてアクセス
◆真剣プレミアム
190×2.0×72P
【トリガー】
(各ショップ名をクリックしてアクセス)
◆超低振動 真剣プレミアム
190×2.0×72P
【トリガー】
(各ショップ名をクリックしてアクセス)
◆神威(カムイ)
190×1.8×72P
【トリガー】
(各ショップ名をクリックしてアクセス)
Amazon、楽天、Yahoo!でも販売はしているので違う径のチップソーなどは各ショップURLを参考に探してみてくださいね。
◆その他のTRIGGERトリガー通販
(各ショップ名をクリックしてアクセス)
【Amazon】
【楽天】
【Yahoo!】
使用した感想は正直切れ味に大きな差はありませんでしたが各種とも特徴があるので解説していきます。
しかしトリガーの場合は「真剣プレミアム」の値段も安く1,690円です。
「くろ+」が3,500円程度なので実に半額以下ですね。
コスパを含めて考えればかなりお買い得だと思います。
※ちなみにトリガーは2枚までは送料100円なのでお得です。
切れも比べたら分かるという程度なのでサンダーで仕上げれば全く問題ないレベルです。
また「超低振動 真剣プレミアム」はバランスを取ってブレを軽減したモデルです。
+300円でブレをなくすオプションがみたいなイメージで良いと思います。
実際に使って差が体感できるほどではありませんが、ブレがなくなるということは抵抗も少なくなり持ちも良くなりますね。
チップソーには当たり外れもありますのでこの超低振動でそういった不安を解消しておくのも良いと思います。
しかも値段は1,970円(税込み)と格安ですからね。
ハイグレードタイプの神威ですが値段はちょっと高く3,160円です。
刃先を見てみると「段付き加工」が施され台金は厚いのに刃先はシャープという剛性と抵抗の少なさの両方の特性をもったチップソーになります。
刃先のアサリの厚みが1.8mmなので抵抗も少なく持ちも良くなるかと思います。
切れ自体は「くろ+」よりも若干落ちますが比べたら分かるという程度なのでほとんど同レベルになります。
夏目を見てみるとトリガー3種の中では一番ボソつかないので切れは良いのではないかと思います。
ただし「くろ+」や「キングタイガー」と比べても大きな差がないのが正直なところですね。
(クリックで拡大されます)
ということでトリガーのスライド丸ノコ用のチップソーを使ってみましたが格段によく切れるというものはありませんでした。
しかし「くろ+」や「キングタイガー」にも引けを取らないものばかりで値段を考えると高いコスパだと思います。
純正と比べると遥かに切れが良いので一番安価な「真剣プレミアム」にとりあえず交換しておくという選択肢もありだと思います。
(クリックで拡大されます)
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まずは動画をご覧ください
上記で言ってきたFC7FSBの欠点でもある深さ調整の方法ですがAmazonのレビュー欄を見ていたら同じような悩みがあるようです。
・調整しづらく微調整もできない
・切断→深さ調整→切断のときにいちいちやり直し
こういった点に解決するようなレビューもあって今回はこの方法を真似して試してみたいと思います。
参考にしたのはこれ
純正のボルトと蝶ナットを使いL金具を用意して対応します。
構造はいたってシンプルですが金具にある程度の強度が必要です。
用意した工具や部品はこちらになります。
(通販で購入できるものはAmazonリンク)
【Amazon】
◆M6×40 ボルト
◆M6蝶ナット またはM6ナット
加工は簡単で電動ドリルやインパクトを使ってL金具の両端に穴を開けます。
片方には6mmのドリルで貫通させます。
穴を開けるときはドリルに持っていかれるので必ずペンチやプライヤー等で固定して穴あけ作業をしてください。
相手はステンレスなのでゆっくり回して焼けないようにしてください。
本当は穴が貫通する瞬間に裏から開けるとバリが出ませんがバリが出たらヤスリで削ってくださいね。
今度はもう片方にはM6x1.0のねじ切りタップを使ってネジ山を作ります。
切り屑が入り込むとダメージが出るのでちょいちょい反転させて切り屑を排出してください。
加工が終わったらL金具の6mmの穴に純正ボルトと蝶ナットを入れ本体に取り付けます。
次にL金具の6mmのネジ山の上からボルトを入れ、M6蝶ナットかM6ナットで固定します。
ナットは上からでも下からでも大丈夫です。
まあステンと言っても3mmなので強く押さえつければグニュッと曲がりますがそこは色々調整してみてください。
深さ調整後切断したいときはL金具を横にしておけば簡単に切断→深さ調整が楽に行なえます。
ノコ溝を作ったらノミで欠いて簡単に作ることができます。
今回はネジ山を切りましたがタップ切りがないとか始めからL金具に6mm以上の穴が空いている場合があります。
そんなときはM6のナットを2個使って挟み込んで固定してみてくださいね。
これでこのHiKOKIのスライド丸ノコFC7FSBは使わないのでヤフオクに出品しようと思います。
欲しい方はこちら
▼▼▼
(2020年3月21日終了予定)
あ、それと今回購入したL金具は10個入でした。
さすがにあと9個は必要ないので余った金具に穴あけとネジ山加工して、M6×20の蝶ボルトを付属させて販売しようと思います。
▼▼▼
(完売いたしました)
もし「こんな加工したよ」という人はメールしてくださいね。
これでマキタ・RYOBI・HiKOKIと3~4万円クラスのスライド丸ノコは使ってきました。
それぞれ一長一短ありますがマキタのゴトゴト感が酷いのであまりおすすめはできません。
RYOBIはレーザーが付いているので幅が220mmまででOKと思うならおすすめですね。
「レーザーなしで良いよ」という人には今回紹介したHiKOKIハイコーキFC7FSBが断然おすすめになります。
ただしスライド丸ノコ用の刃はチップソーの切れが165mmのように良くないので注意が必要ですね。
深さ調整の加工もぜひやっておいてくださいね。
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