DIY　家具　教室

「DIYで壁に棚を付けたいけど賃貸なので壁にビスなどを打ち込むことができません」

というご質問を良くいただきます。

賃貸じゃなくても壁に穴を開けるのってなかなか勇気のいることではないでしょうか？

それに作った木の棚ってセンスが出てしまうのでおしゃれに作りたいというDIY初心者さんは更に躊躇してしまいますよね。

今回はそんなお悩みを解決するような壁に簡単に棚を作ることができるDIYキットを私の家の壁にも付けてみたいと思います。

取り付けてみたのですがとても簡単で材料さえ用意してしまえば1時間もあれば取り付けることができますよ。

さらに賃貸の方もそうですがクロスに傷がついてしまい補修したい人などにも有効な対策方法を解説しますね！

動画は記事最下部に貼っておきますので記事で予習してから見てください。

●DIYで簡単に壁におしゃれな棚を作る！

【DIY家具教室】のカミヤ先生です！

私はメール講座を開いているのですが、会員さんからの質問を毎日たくさんいただきます。

今日はその中でも「DIYで壁に棚を付けたいけど賃貸なので壁にビスなどを打ち込むことができません」というお悩みを解決してみようと思います。

まあ賃貸じゃなくても新築壁に穴を開けるのって私でも躊躇していまいますが、これなら「おすすめできるな」というものをAmazonで見つけましたよ。

鉄でできたフレームなんですがなんともおしゃれで格安なんです。

それでは見ていきましょう！

■どこに取り付けるの？

取り付けるのは私の自宅です。

ここは居間とキッチンがの中間地点で階段下のスペースを有効利用し大工さんにくぼみを作ってもらいました。

下は私が作ったタンスですがここに物を置くと上がかなりのデッドスペースになってしまうんですよね。

そこで受けを打って木の板で棚を作ろうと思ったのですが、ちょうど「賃貸の物件の壁に棚を作りたい」という質問があったのでこれはDIYショートフレームが使えるなと。

■値段

Amazonを徘徊していたら見つけたのですがこんなものを見つけました。

調べたら楽天にもあったので貼っておきますね。

◆DIYシェルフフレーム（ショートL型シェルフ）

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ショートL型シェルフを購入しましたがもっと長いタイプもありますし、白色のものもあるし、いろんな種類があるんですよ。

今回は腰までの高さのタンスの上に配置したいのでショートバージョンにしました。

場所があまり高いと嫁が届かないですからね。

そして値段はなんと1,000円程度で買えてしまいます。

※値段は変動します。

が、注意点は1個で1,000円なので2個買わないと意味がありません。

なので結局2,000円ということなので注意してくださいね。

それと木材は別途用意しないといけません。

■なぜ穴開けが必要ないの？

ではなぜ穴あけの加工が必要ないのでしょう？

どうやってもたせるの？という疑問があると思います。

このDIYシェルフフレームは小さなピンを3方向から打ち込むことによって固定することができるんです。

しかも壁に打つときは下地のない石膏ボードに直接打てるので場所を選びません。

まあビスで固定することもできるのでちょうど間柱などの下地があったら強度アップために打っても良いですね。

■木材は？

DIYシェルフフレームには幅が2種類あって100ミリと150ミリのタイプがあります。

100ミリではあまり物が乗らないので今回は150ミリにしました。

150ミリといえば5寸が150ミリになります。

※1寸は30.3ミリなので基本的には30ミリとなります。良く33ミリ（3.3cm）と間違える人がいるので注意して下さい。

そうすると5寸の板がピッタリなので一般にも出回ってるサイズになりますね。

あとは1×6（ワンバイシックス）材も約150ミリになりますのでこちらも流通量は多いと思います。

今回使用したのはヒノキでですが長さ650ミリ厚み25ミリ幅150ミリ（650×25×150）の材を2枚用意しました。

ですが一番上はすこし広い板のほうがちょうど良くなります。

なので150ミリに15ミリほどの材を継ぎ足し幅を165ミリにしました。

※動画では時間の関係で触れてませんのでご注意ください。

■重量はどれだけ耐えられるの？

気になるのは耐荷重ですよね。

乗せたら壁がボロっとなったらシャレになりません。

説明書を読んでみるとシェルフ1個で3.0kgまでOKということなので2個使用すれば6.0kgまで大丈夫ということになります。

ただし板の重さを考慮しないといけないので約1.0kgとしたら5.0kgぐらいが妥当でしょう。

本を沢山乗せるなどしなければよっぽど良いと思います。

もし弱いと思ったらシェルフを増やしていけば良いです。

注意点として板はフレームの隅から25mm出したほうが良いです。

■内容物を見てみる

シェルフのフレームの幅は20mm程度あるので割と丈夫そうです。

ショート型フレームのスパンが短いので一番上と一番下に木を乗せることにします。

一番下は強度アップのため斜めになっているので木を置くことはできません。

付属は棚受けの金具が4個入っていたので2段分ということですね。

その棚を止めるビスが7本あるので壁にも使えるようにだと思いますが壁に使うにはちょっと短かそうです。

あとはピンキャップ（ピンを止める台座）と固定用のピンとピンキャップカバー（台座を隠すカバー）です。

ピンは予備が2本ついているので安心です。

実はこれ以前紹介したルームメキットと同じ原理なので興味がある人は見ておいてくださいね。

参考記事（動画付き）

DIY初心者でも壁に鍵掛けが作れる！木へ塗装体験「ルームメキット」をつけてみた！【DIY入門】

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●取り付け手順

それでは実際に取り付けた手順を見ていきましょう。

■位置を決める

まずは一番重要な位置を決めます。

あまりスパンが長いと板が垂れてしまうので長くてもフレームの幅は700mm程度までが良いかと思います。

今回は入り組んだ場所に取り付けるので長い材は入りません。

なので板は650mmにして、板の端からフレームが35mmほど入った場所に決めました。

まあ好きなところでOKということですね。

おおよその高さが決まったら水平器などを使って水平を出します。

水平器がなければ下から何cm、壁から何cmとかでOKです。

場所が決まったら一番上の場所に鉛筆などで軽くマーキングをしておきます。

壁からの距離なども測って真ん中に来るように設置しました。

■ピンを打つ

付属のピンキャップをフレームの穴に入れておきます。

すぐにポロっと落ちるので注意してくださいね。

最初の1本は安定が悪いので慎重に左手てフレームとピンキャップを抑えながらピンを刺してください。

手ではほとんど刺さらないのですが落ちない程度刺しておきます。

そしたら10円玉などの硬貨を使って押し込んでください。

1本刺したら手を離しても落ちません。

まだプラプラの状態なので壁からの距離や水平器を使いフレームの垂直を測ります。

垂直が出たら下にも1本ピンを刺します。

これで位置はずれなくなるので1個のピンキャップに付き3本の釘を刺してくださいね。

同じ要領ですべてのピンを刺したら黒いピンキャップで蓋をしフレームの取り付けは完了です。

準備だけできていれば片方5分もあれば取り付けることができます。

ただし触ればガタガタはしているのでやはり棚板を渡して固定しないとちょっと怖いですね。

同じ要領でもう片方のフレームも設置してください。

■板を乗せる

フレームが付いたら板を乗せていきます。

出具合などに注意してくださいね。

今回用意した板はヒノキです。

サイズは

上段　長さ650mm　25×165mm

下段　長さ650mm　25×150mm

になります。

ヒノキは香りが良いのでリビングやキッチンが癒やしの空間になりますよ。

棚板に使う材は面はトリマーで落としてサンダーでしっとり仕上げています。

板を横から入れることができない場合はこうやって入れてください。

仮置したら出具合を確認しておきましょう

上下段の棚板に下穴を開けるので下からマーキングして下穴の場所を決めます。

棚板を外しマーキングした部分の下穴を開けます。

ビスが小さいのでほんの少しだけ下穴を開けます。

■棚板を固定

それでは取り付けの場所に注意しながら棚板を取り付けていきます。

ビスは落ちやすいので先にビットに刺しておくと打ちやすいですよ。

上の棚板には2箇所ビスを固定し、下の棚板には4箇所の受けを取り付けます。

これで完成です。

棚板を固定するとかなり頑丈になります。

板のなどすべて用意した状態なら取り付けには30分程度でできてしまいます。

ゆっくりやっても1時間程度でできてしまうので初心者さんのDIYにはもってこいだと思います。

そして賃貸の方でも壁に棚を作ることは可能ですね。

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●【補足】ピンを抜いたらどうなるの？

棚の取り付けは思ったよりも簡単でしたね！

これなら誰でも付けることはできると思います。

しかし！

・場所を間違えた

・やっぱり外したい

といったこともあるかと思います。

そうすると

「ピンとはいえ小さな穴が見えちゃうんじゃないの？」

そんな声が聞こえてきそうですね？

では実際にピンを抜いてみたので見ていきましょう！

動画や画像は以前のルームメキットを外したところを使いますね。

穴はこんな感じです。

まあ鉛筆の跡がついていますが・・・

よく見ればわかるし、1m程度離れたぐらいだとよく見ればわかると言った程度。

クロスの柄にもよるのでなんとも言えないとは思いますが、このクロスは真っ白なので一番目立ちやすいと思います。

「穴が気になるな～」と感じたら！

そんなときは！

クロスの補修キットです。

◆クロスの補修キット

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色も3種類入っているのでクロスに近いものを選びチョンチョンと塗ってみます。

あれ？ホントにわかんない。

ちょっと目を離したらすぐ見失ってしまいます。

これがあればセットですべて入っているのでクロスの剥がれや汚れキズ全てに対応できますよ。

一家に1個クロスの補修キットですね。

●動画をご覧ください

それでは動画をご覧ください

●最後に

いかがでしたか？

DIYで簡単に壁におしゃれな棚を作ることができました。

意外と頑丈にできてるし、規定では5kg程度の耐荷重と言ってますが多分10kg乗せても余裕でしょうね。

正直これおすすめです。

私は今まで木を使った家具をたくさん作ってきたし、木だけで作ってきたものが多いです。

でも全て木だと色も同じになってボヤッとする感じもあります。

そんなときはこういった黒がアクセントになっておしゃれに見えますね。

DIYシェルフフレームはそんなオシャレ感が簡単に誰でも壁に取り付けることが可能になりますよ。

もしあなたがDIYシェルフフレーム取り付けたらぜひメール講座から返信してくださいね。

このサイトに掲載いたしますよ。

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