丸ノコで幅の狭い材を縦挽きする2つの方法 丸ノコより小さい材を切るときにも使えるよ。

目安時間:約 7分
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幅の狭い材を縦挽き (1)

会員さんからの「丸ノコの幅より狭い材の幅を落とす方法を教えてください」という質問を多くいただきます。

 

幅の狭い材や小さな材は軽いので丸ノコで切るのは危険が伴います

 

なのでYouTubeでは配信していなかったのですが最近キックバックでの死亡事故があったので危険ではない方法を紹介します。

もちろん小さい材なので多少の条件がありますが参考にしてみてください。

●丸ノコで幅の狭い材を縦挽きする2つの方法

日頃から会員さんから「丸ノコの幅より狭い材の幅を落とす方法を教えてください」という質問を多くいただきます。

中でも「90ミリの材を半分にしたい」という質問もありました。

幅の狭い材を縦挽き (2)

 

 

スタイロフォームやカネライトがあるときとないときとして2つの方法を紹介しますね。

 

傷を付けたくない方法や真ん中で割りたいときなどちょっとした条件などもあるのでご自身で使えそうな切り方で切ってくださいね。

 

■キックバックに注意

幅の狭い材を縦挽き (3)

 

 

こういった小さい材は軽いのでキックバックするリスクも出てきますが正しい知識を持っていれば大丈夫です。

 

安全を確認しながらやってみましょう。

 

キックバックについては以前も記事にしているのでまだ見ていない人は見ておいてくださいね。

 

◆参考記事(動画付き)

丸ノコのキックバックの原因と防止する方法は?まっすぐ切るコツを覚えるのが一番の対策!DIY初級編3

 

 

■スタイロフォームやカネライトがあるとき

幅の狭い材を縦挽き (4)

 

 

これはキックバック対策の動画でも紹介しましたが、スタイロフォームやカネライトがあるとキックバックの防止にもなりますのでぜひ買っておいてくださいね。

 

◆カネライト

Amazon

 

今回は「幅の狭い材を中心で割りたい」という質問も多かったので20×90mmの杉板を真ん中で割ってみたいと思います。

幅は丸ノコの刃の厚み分を抜かないといけないので約2ミリの厚みがあるとします。

90-2=88mm

 

88mmを2で割って44ミリの幅に墨を付けます。

(実際は刃の厚みは1.5ミリ程度なので切るときに微調整します)

幅の狭い材を縦挽き (6)

 

 

 

毛引きの代わりに最近買ったAmazonのケガキゲージを使います。

幅の狭い材を縦挽き (5)

 

◆参考記事(動画付き)

Amazonで見つけた毛引きの代用品で作業効率アップ!使い方と注意点

 

中心を出したらスタイロフォームの上に置き残す側にビスで固定します。

この方法では隅にビス穴が開くので長さは後で切るように注意してくださいね。

幅の狭い材を縦挽き (7)

 

 

今回は長いほうが安定しますのでスリムネジの40ミリを使用しました。

カネライトは割と硬いのでビスが効くんです。

幅の狭い材を縦挽き (8)

 

 

切る材の横に同じ厚みの材を置き高さを合わせます。

もちろん強く抑えれれば動くかもしれませんが少しの力では動きません。

安定しているか触って試してみてくださいね。

幅の狭い材を縦挽き (9)

 

 

 

 

そしたら「丸ノコを使いこなす編」で紹介したベニヤガイドで墨線を合わせます。

幅の狭い材を縦挽き (10)

 

 

ハンドクランプ等で固定します。

幅の狭い材を縦挽き (12)

 

ベニヤガイドは便利なのでぜひ作っておいてくださいね。

作り方はこちら

 

◆参考記事(動画付き)

丸ノコで直角が出ないというお悩み!定規はベニヤで作成でき90度を出すことができます

 

 

深さを調整しますがベニヤガイド分の厚みがあるので注意してくださいね。

幅の狭い材を縦挽き (14)

 

スタイロフォームがあるときは刃がスタイロフォームにサクッと当たるぐらいで大丈夫です。

幅の狭い材を縦挽き (15)

 

 

準備が出来たらいつもどおり左手で材をしっかり抑えてカットしましょう。

幅の狭い材を縦挽き (16)

 

 

高い精度で真半分になりました。

幅の狭い材を縦挽き (19)

 

 

 

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■スタイロフォームやカネライトがないとき

ではスタイロフォームやカネライトが無いときはどうしたら良いでしょうか?

いつも使っている馬を使って切ってみましょう。

 

馬にも同様にビスで固定も可能ですので上記の方法を応用させてください。

 

ただビスの穴を開けたくないときもあります。

そんなときは両面テープがオススメです。

 

 

今回は90ミリの材を10ミリ落とし80ミリにします。

 

まずは切った後に馬の残る部分に両面テープを貼ります。

幅の狭い材を縦挽き (23)

 

 

切ったとき刃がに馬に当たらない場所に材を置きくっつけます。

幅の狭い材を縦挽き (24)

 

 

ベニヤガイドが乗る場所に同じ厚みの材に両面テープを貼って高さを合わせ置きます。

幅の狭い材を縦挽き (25)

 

 

同様にベニヤガイドを使い刃の深さに注意しカットします。

幅の狭い材を縦挽き (27)

 

 

 

無事カットできましたね。

両面テープがくっついて取れにくいかもしれませんのであまり強いタイプの両面テープじゃなくても良いですよ。

幅の狭い材を縦挽き (28)

 

 

●それでは動画をご覧ください

 

●最後に

幅の狭い材を縦挽き (29)

今回は会員さんの質問で多かった「丸ノコを使った幅の狭い材の縦挽き」をやってみました。

小さい材は油断せずにしっかり確認しながら作業しましょう。

「上手くできた」などの感想をいただけたら記事に掲載するかもしれませんのでメール講座に登録し連絡してくださいね。

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